胡 蘭蘭

Eno.1648 胡 蘭蘭と『蓬莱経』

天命を失った仙人(メイン)

胡 蘭蘭(フー・ランラン)

種族 仙人 ran2.png
性別
年齢 不詳。数百歳。見た目は13歳程度
身長 145cm
一人称
二人称
所属世界 古代中国/唐代中国的世界
PL @DECUS_KT 鍵付ですが、天呼関係の人はフォロー返しします。

物語


 大いなるかな乾元、萬物資りて始む。乃ち天を統ぶ。
 雲行き雨施して、品物形を流く。
 大いに終始を明らかにして、六位時に成る。
 時に六龍に乗じて以て天を御す。
 顕道變化して、各各性命を正しくす。
――『周易』上経巻一


天命を得るまで


仙人となって


詳細 万物斉同、絶対無差別の世界へ


天呼本体にも書いてあること


正体


  • 胡蘭蘭という名前は字のようなもので、真実の名前は他にあるらしい。
  • このキャラの目的は「塔を破壊すること」になります。人は人の世界に、神は神の世界にそれぞれ生きるべきという考えになります。
    • 天使や悪魔などはその神々のしもべと考えますので、特にそれらを倒そうとしたり敵対しようとすることはありません。
      • 人間に対して害意を齎そうという明確な意志があれば敵視することはあります。
      • この目的の先にもう一つ真の目的もあります。
    • 蘭蘭に天命を与えた神はあくまで蘭蘭の世界の天の神です。他の世界に跨る存在ではありません。
  • 普段は仙人であることや過去については隠そうとしていますが、何となく感づいてくれたりしても構いません。
  • 自分が不老不死である故に、人との深い関係になろうとしていないという設定ですが、上手くできるかどうかわからないのであまり考えなくても大丈夫です。
  • 自分自身が不老不死になったのは自分の選択のためなので受け入れてはいます。
    • 感情としてはまた別。
      • 自分が天の命など受けなければ自分の世界はもっと違った運命をたどったのではないかと罪の意識に苛まれています。
  • 不老不死ではありますが、蕃神と戦っていたときのような強大な力は奪われています。道術などは使える。
  • 自ら「無為自然」「万物斉同」を体得したわけではなく、神の関与によって仙人となったため、真の仙人とは少し違う。『荘子』などにいう「真人」にはなりきれていない。
  • 神から受けた呪いゆえの不老のキャラです。似ている設定の人とかいたら絡んでいきたい構え。
  • 万物斉同を理想とし、実践しようとしていますが不完全な部分もあります。
    • たとえば、人の生死を一つの循環だと考え、生と死は同じところにあるということなどの考えは未だ徹底できていない。
  • 色々設定が増えたりすることもあると思います。ご了承ください。
  • 蘭々の語る「無為自然」「万物斉同」などは実際の『老子』『荘子』の思想とは異なっていたり、アレンジがなされている場合があります。そういうものだとしてご理解ください。

宝貝「九蓮宝刀」

蘭蘭が祖父から貰った刀剣。普段は蘭蘭は身に着けておらず、蘭蘭がその名を呼ぶことによって蘭蘭の手の中に顕現する。
他人が仮に持ったとしても刀身が出現せず柄のみとなる。蘭蘭が持つことによって初めて刀身が出現する。
その刀身は金色に光り輝いており、その刀身から様々な術が繰り出される。
天雷を呼び起こし、五行にまつわる攻撃を行う。
本来は対人戦に使うものではなく、もっと巨大な存在との戦いに用いるためのもののようである。
真の力は普段眠っており、真の力が解放されたとき、その「九蓮宝刀」という名前の所以がわかるという。

蘭蘭の祖父

幼い蘭蘭を戦火で荒れる都から救いだし、共に山中で仙人になるための修行を行った。白髭の老人。
「無為自然」を体得したような人物で、山中でもそのように暮らしていた。
ある日蘭蘭に世界を知れということて旅立つことをすすめる。
蘭蘭も祖父の過去についてはよく知らず、謎の多い人物である。
旅立つ前に「九蓮宝刀」と「仙薬」を蘭蘭に渡す。かなり仙人に近い人物であったらしい。
蘭蘭と別れた後の消息は不明。

蕃神/偽天

天の門より来たる異形の神々。遥かな異世界、仙郷より舞い降りた。
蘭蘭に天命を与えた神こそはこの蕃神の一柱であり、混沌の神であった。
狂気と暴虐を齎す神々であり、詳しい伝承などは存在しないため謎が多い。

「道」「真人」「偽天」「器」「救世」

「道」に至り
「真人」となりて
「偽天」を滅ぼし
「器」となりて
「救世」を行わん

『蓬莱経』(サブ)

『蓬莱経』の化身

種族 自称『蓬莱経』の化身 hourai.png
性別 人間形態の体は女
年齢 不詳
身長 蘭蘭と同じくらい
一人称 蓬莱・ワタシ
二人称 相手の名前
所属世界 蘭蘭と同じ世界にいたものの、出身ではない可能性が高い

嗤う少女


蘭蘭の近くに現れる奇妙な服を纏った少女。一人称は「蓬莱」、「ワタシ」など。
自称、『蓬莱経』と呼ばれる巻物の化身といい、時折蘭蘭の近くに現れ、からかったり意味深な言葉を吐く。
蘭蘭とは古い付き合いらしいが、蘭蘭はあまり蓬莱のことは好いていない。
様々な術を使うことができ、まさに仙人の如くである。
幼い少女の姿をしているが、その口調はどこかふざけており、語尾に「アル」を付けてみたりなど、怪しげな中国人風の口調で喋る。
目的や出自などは一切不明だが、『蓬莱経』というのは「蓬莱」と呼ばれる仙郷について書かれた書物であり、通称「蓬莱山」と呼ばれる仙郷とはまた別の場所のことを記しているという巻物である。
いつも蘭蘭の傍にいるわけではなく、何か面白いことがあれば来るという。
巻物の姿にもなれるというが、実際になって見せたことはない。

蘭蘭の正体や蘭蘭の世界のことなどは全て知っている。

ふしぎな力により服の中は見えない。

『蓬莱経』とは

正式名称は『蓬莱経異本』という。蘭蘭がかつての自分の世界で発見したもの。
元々は西の方から伝わった異国の書物を翻訳したものである。
「蓬莱」と呼ばれる仙郷について記された書物であり、そのために『蓬莱系』と呼ばれる。
ただ、この書物においてはいわゆる三神山の「蓬莱山」のことではなく、遥か彼方の海に存在する異形の神々の世界のことであるという。
つまるところ、蘭蘭の世界を襲った「蕃神」についての書物ということ。
その内容は様々な術や仙人に至るための修行法、神についての記述などであるが、どれもこれも一般的に言われるものとは大きく異なっており、非常におぞましく怪しいものであるという。
邪神を呼び出す術や、異端の交合の方法などが記され、ある淫祀邪教の教団の経典としてあがめられたため、発禁処分の後、幾つかあった写本は全て焚書された。
しかしそのオリジナルだけは焚書を免れ、消息は不明となっている。そのオリジナルを蘭蘭が見つけ出した。

蘭蘭の世界で本当に書かれたものかどうかは不明。

  • 最終更新:2015-01-15 04:15:32

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