種族 |
宿り籠 |
|
性別 |
女 |
年齢 |
1000歳 |
PL名 |
てんてん |
詳細
──昔々、悪路王といふ鬼と契りを交わしし鬼姫がありき
嶽丸と大嶽丸を引き連れ人間たちの住まふ日の本を滅ぼし
鬼族の世を作らむとしたりき
されど、鬼討伐に訪れし男に鬼姫は染め上げ
悪路王達、鬼族を裏切り
悪路・嶽丸・大嶽丸を田村麻呂と共に討伐しき。
鬼を裏切りし後、坂上田村麻呂とその間に
子どもをまうけしが
めづる人も、めづるわが子も«八咫»が喰べてしまひき
鬼を裏切り、人も裏切り
独りぼっちの鬼姫は
何百年と独りぼっちに鈴鹿山に籠り
ただただ
息を吸ひ、息を吐くのみの生をやりたりき
────ある日の事なりき
田村麻呂の生まれ変わりとさるる退魔師の学生がうちいでき
退魔師は鬼姫を討つために
鈴鹿山に足を踏みれたなれど
鈴鹿の胎に太刀傷残し
«八咫»に
喰われてしまひき
甘き香の匂ひと
微かな甘濃ゆゐ血の匂ひ
己の胎からとくりとくりと流るる赤錆は
僅かなる血を残し止まりにはべりき
半身を覆う紅ゐ紋はあの人の元へ
痛みは消え去ぬと、鬼姫は
死して袂を分かたぬと、死せし後だにも
共に居ようと約束せしにはべり
ひとがすきで、だいすきで
ひとになりたいと
くわねばしぬ。しぬのはこわい。
ひとはくいたくない、だがうまい
わたしのなかで
なにかくずれるおとが
しましたが
きっとさまつごとでせう
くずれた
かけらは
あのひとがすべて
ひろってくれたのです
わたしのさきは しあわせばかり
【御前について】
『人を喰ら非ずの誓いを』
身長 177㎝→160㎝
※呪詛による足の変形から生身の足へと変化したため大幅に身長が縮んだ
性格 穏やか
年齢 五つ(千年存在したうちの御前として在るのは五つ)
人称 儂、主、人ん子、妖
好物 酒、林檎 人間
容姿 香の匂いを常に纏い
夜は天上観光の制服を
非番の日は初めて袖を通した色打掛を
【御前の真名提示者】
クロード
アッシュ
クリムジェネオン
アニス
Fr.C&C(告天子)
グラナート(ソーユィ)
ラファエル(蓮)
ヘルレア
アラーム
夜人
ホウジー
小夜
ファル
天星
闇
フェン
火龍大公(園)
クトゥルヒ=クロフト
殺人鬼(マックス)
フロゥ・フォロゥワァル
タザカ
イスルギ
【非開示情報】
もともとは宿り籠として生を終え
さらに、ご神体としても役目を果たした
神器-曉八咫鈴杖-(あかつきのやたすずじょう)であった
六連の遊輪よりなる錫杖で振るたびに鈴がごとき音を
奏でる事より命名された。
結界を張る力を失ったため
捨てられた神として放置されていた所に
鬼神悪路王が手にし、愛(呪詛)を注がれる。
まずは杖から狂鬼へ
鈴の杖から生まれたのは、腕のない炭化した身体。
全身を回る赤い呪詛。
悪路の懐剣の名は《八咫》という名になった
己を守るだけの懐剣に飽きた悪路は
«八咫»を作りなおし
右腕として、相棒として共に動き
共に人を狩る 太刀を作った
悪路の太刀の名は«蘇芳丸»という名になった
力を振るうだけの太刀に飽きた悪路は
«蘇芳丸»を作りなおし
ただただ傍に居てくれる 花を作った
悪路の花の名は«鈴鹿»という名になった
【塔内での動向 簡略化Ver】
発狂後死亡、狂鬼化
↓
ワールドツリーのしずくにより発狂寸前の刻まで巻き戻り
↓
瞬間、生きたいと強く切望
アッシュの耳を喰らう事で飢餓からの解放
↓
ひとになりたいと思う程にひとがすきと思いながら
喰わねば死ぬ事実に直面、人喰いに戻る
↓
なにかがくずれるおとがした
↓
下半身が機能せず、歩行困難へ
↓
一期のおり、クロードからもらった包帯を使って
ヘルレア(437)へ破魔の符の依頼
↓
ヘルレア(437)の妹メルフィにより
破魔の帯完成
感知能力により、持ち主の意志で破魔の及ぶ対象を変更できる
(ただし感知能力は完全ではない)
御前は対象を足にむけている
↓
葬鬼により御前のいた山から
神器名剣 -楚葉矢ノ剣-(半壊)を持ち帰る
刃の修復の繋に葬鬼自身で角を二本居る→再起不能に
↓
シェレン(278)へ、刀の修復作業を依頼
御前自身も妖気を帯びた素材採取へ
↓
-楚葉矢ノ剣-完成。
以降の戦闘では戦装束に、大太刀を帯刀した状態に
簪の片方をある方を分け合った
↓
呪詛の浸食率が限界を超えたため
狂鬼化再発症
↓
呪詛は血と共に吸いその身に宿せることが判明
葬鬼が吸い出そうとするも失敗
↓
闇(35)によって狂鬼化解除
ともに、呪詛が消滅した
↓
呪詛のほんの少しの欠片と
呪詛の元凶である悪路の欠片の意志は
葬鬼がその身を使い、閉じ込めた
↓
↓
呪詛が生命維持装置と判明
↓
闇から心臓半分もらった 代わりに自身の心臓あげた
【種族について】
宿り鬼(やどりぎ)
雑鬼に分類される下級鬼である
・形態
体長 44~85㎝
体重 3~13㎏
人間でいうと、乳幼児~三歳児ほどの小型の鬼である
瞳孔は常に開いており、発達した爪を用いて狩りを行う
なお爪は岩をも砕く強靭な爪であり注意が必要である
雑食で目についたものを喰おうとする
非常に食欲旺盛、かつ狂暴な鬼である
頭の部分や、体の一部に未発達な角が数本生えているが
角の無い個体も発見されている
顔の醜さ、腐臭から
醜鬼と呼ばれる事もある
・生体
繁殖形態は寄生
哺乳類以外の物質、または無機物等に寄生し、個体を増やす
(木の根元、昆虫、石、花等の報告あり)
宿り鬼は総じて雄の個体しか生まれない
しかし、繁殖能力は備わっているようで
まれに哺乳類に対して繁殖行為を行うが
液状化した個体しか生まれず空気に触れると壊死する
知能が低く、三大欲求に忠実な行動を起こす
個体発生直後に性成熟し、寿命は約三か月と考えられている
宿り籠(やどりぎ)
鬼神に分類される神である
宿り鬼が
極稀に、人型として生まれた個体の総称であり
大凡、宿り鬼の五万分の一の確率で生まれる
人間と見た目がほぼ同じで
15歳前後で生まれ、長い年月をかけて少しづつ老化が進む
しかし、ある一定まで成長した個体は老化が止まる
総じて長寿で個体差にもよるが
500~900年の寿命との報告あり
宿り籠の個体は
全て額に四本の角が生えており
宿り鬼と同様に、発生する個体は総じて雄の個体である
・宿り籠の生涯と有用性について
我々人間にとって宿り籠の有用性は重要である
宿り籠は死期が近づくと五感のすべてに麻痺が起きる
この状態時に祓いを行い、武具・装飾具等に宿らせることにより
神器化させる事ができる
神器化した宿り籠は
強力な力を持ち、結界域が発生する
東国に祭られている三種の神器
天叢雲剣 - 八尺瓊勾玉 - 八咫鏡も宿り籠が宿ったものとされている
ただしすべてにおいて神器化すると言うわけでもなく
鬼哭化した一例もある
・鬼哭化について
宿り籠の中でも一例のため推測の域をでないが
鬼哭化には次の要素を含むと推測される。
1、宿り籠の突然変異
2、武具の材質
1について
宿り籠は総じて雄の個体だが
鬼哭化した宿り籠は雌雄両性体の個体であった
これは宿り鬼が何らかの問題をおこし
突然変異として生まれたと考えられる
2について
神器とはその名の通り
神が宿りやすいように祓いを受けた装飾具が選ばれる
鬼哭化した装飾具の製作者は不明だが
宿り籠自身の骨から作られた武具だと考えられる
突然変異種については長らく一例とされていたが
二例あるとの報告もあるが真偽は定かではない
【呪詛について】
呪詛(すそ)
悪路討伐の折、悪路王によってつけられた呪いである
じわじわと呪詛が御前を苦しめていたが、今際の際によばれた名前により呪詛が完成した。
左半身を赤い文様が覆う。
普段の御前は紋様を隠しているが、感情が高ぶった時、または、瀕死の時に文様が浮かび上がる。
常時激痛を伴い、夜に悪化しやすい傾向にある。
じわじわと何百年もかけて御前の命を削り取っていたが
田村麻呂の生まれ変わりである退魔師との戦闘の末に負った
塞がることのない腹の傷と同調し呪詛がさらに強くなった。
御前の余命が幾許もない理由が呪詛による呪いである
【真実の呪詛】
呪詛«あい»は本当だったんだよ
所謂、生命維持装置
生まれ直してから長い時間をかけて完成させていった
未完の状態であったゆえ、朽ちゆく身体は定期的に形を変えざるを得なかった
(八咫→蘇芳→鈴鹿)
作っても作っても朽ちゆく身体は常時痛みが伴い
生きる事は痛い事 と生まれたばかりの幼い鈴鹿に悟られないため
生きる事に絶望せぬよう
痛みを痛みで隠した。
呪詛としての力しか与えられなかった鬼は
道化を演じ、恨まれても憎まれても ただただ
杖に生きてほしかった
【狂鬼化現象について】
くるおにかげんしょう
呪詛による痛みと
悪路によって歪まされた肉体の、拒否反応によって起こる現象
僅かに自我は残っているようだが
飢餓からの発狂後死亡→狂鬼化発症へ
①発症直前にアッシュへ己を殺せと依頼する
②御前のもっていたワールドツリーのしずくを
葬鬼がアッシュへ託す
③ワールドツリーの雫による死亡直前への命の巻き戻りと
アッシュの耳を喰らう事で生き永らえる
【交流について】
クロード【702】
先の塔で左腕を喰うた折り
唾液を介して妖力がクロードに。
彼の心身共に影響が出た結果
感傷的な感情が欠落しかけている彼の姿を見た御前は
鬼として子にしたい気持ちと
人として人に返したい気持ちがないまぜに。
面として合うと精神面が鬼に傾くことを恐れ
なるべく会おうとしていない
尚、彼を最後に子は喰っていない
遭難者【586】
クロードが捌いたという
熊の防寒具をきっかけに
御前は彼に胸の内を吐露する事に
尚、人を好きだと気付いた事をきっかけに
これ以降人の肉を喰えなくなった
→狂鬼化以降再び人喰いへ
アニス【157】
人の子は鬼を母と呼び
鬼は人の子を我が子と呼ぶ
ひとくいおにでも、喰われたとしても
無償の愛をそそいでくれる大事な存在
天星【581】
ちいさな捨てられた子犬に
名前を。
星の輝きのように道を照らし
導いてくれと。
塔の天辺へと着いたらなら
二人で願おう
«ひとになりたい»と
闇【35】
片方づつの簪がしゃらりしゃらりと涼やかな音を立て
死して袂を分かたぬと、死した後さえも
共に居ようと約束したのです
私が死した後に宿った楚葉矢ノ剣は
大事に 大事に もっていてください
【頂きもの、捧げもの】
捧げもの
アッシュ【137】
・豪奢な巾着袋
御前お手製の薬が入っている。強力な痛み止めだが
多様すると中毒性あり
・煙管
愛し君から贈られた煙管。
塔が再び門を開いた後、どちらが先にお互いを見つけるのか
という賭けに負けたのでアッシュに贈った。
尚、御前が勝ったら耳を齧るはずだった
クロード【702】
・赤い飴玉
正真正銘のただの飴玉。
普通はとれる事のない彼岸花の蜜でできている。
(御前は蜜鬼に蜜を採取させた)
子どもは飴玉や甘いものを喜ぶと思っていたのだがどうやら違うようだ
・白い彼岸花
決して枯れる事のない花
誕生日の贈り物として、子鬼に託した
彼が去り際に投げかけた言葉の意味は
鈴鹿には知る由もない
闇【35】
・簪の片方
戯れに髪を梳きあったおりに
片方の簪をさして結い
そのまま使っておくれと
頂きもの
クロード【702】
・包帯
門が閉じる前に傷の手当てにと頂いたもの
包帯が汚れるのを躊躇い使えずに大事に持っている
→破魔の帯として御前の足に使用中
アッシュ【137】
・煙管
賭けに負けた御前に土産ものとして頂いたもの
細工がしてあり、アッシュ曰く鬼っぽかった、らしい
かなりの気に入りの品となっている
Fr.C&C【311】
【使用済み】・ワールドツリーのしずく
呪詛に苦しんでいた御前に自らが作ってくれた薬
ただしその効果は御前にしかわからない。
“身体の底から、潤いが染み渡る。ジューシィ。
寿命がi6☆$分伸びた!
ガッツが少し上がった!”
アニス【157】
【使用済み】・東洋の薬
御前の為にお師匠様から素材をもらい自ら調合してくれた薬
寝る前に、2~3滴たらしてのむ
叫ぶほど に が い
【使用済み】東洋の薬
先の薬が無くなったため、新しく作ってもらった。
前回の薬に比べ鎮静効果がプラスされている
量にして10回分ほどか
遭難者【586】
・熊のコート
寒さに震えていた御前に手渡したコート
クロード(702)が自ら熊を捌き衣にしたらしい
このコートによって、御前は胸の内を吐露することになる
ウサキュバス姉弟【952】
・スノードーム
コメットの怪我を癒した礼として
手品を披露してくれた折り残ったスノードーム
液体の中できらきらと雪が舞う
イザール【60】
・高級そうなトリートメント
お近づきの印に頂いた。
初めての石鹸でどう使っていいのか未だわかっていないが
減ってるようだ
アラーム【90】
・黒猫のぬいぐるみ
実は可愛いもの好きだと打ち明けた御前に手渡した
悪魔猫リュンクスをデフォルメしたぬいぐるみ
こっそり寝てる時にだっこしてるとかそんな
名前は いぬ
ウルテテ【850】
・緑の襟巻
カーバンクルの毛を織り
赤いちょうちょうが刺しゅうされた緑の襟巻
アラームからもらった黒猫の縫いぐるみの襟巻としてつかっている
・災除けハンカチ
鬼儺の日に仕立ててもらった、いぬとねこが刺繍されたハンカチ
災厄を“八回”避ける効果がある
火龍大公【2596】
【使用済み】・椿油
髪に塗るための椿から生成された髪油
毎日少しづつ使っている
ヘルレア【437】
【使用済み】・破魔の帯
元は一度目の塔のおり
クロードからもらった包帯である
ヘルレアの妹メルフィによってつくられた
あらゆる魔を退ける強力すぎる帯のため
“弱体化”と“感知能力”が付加されている
・感知能力
持つ者の意志によって、効果の有無の対象がかわる
御前は効果の対象を狂鬼化している足に全てそそいでいる
ただし感知能力は完全に万能ではなく、限界があり
意志に反して
破魔としての効果そのものが発動してしまう場合もある
【その他キャラ】
葬鬼について
名はハフリ。
大鎌の火流舞をねえさんと呼び
愛しい人と呼ぶ
宿り籠の中では最高位
地の結界域を司る
快楽主義者の外道
四本角の食人鬼
綺麗なモノが好き
命の奪い合いが好き
飛び散る血飛沫がいっとう好き
猫が好き
ハフリは屠りの意
ハフリは葬りの意
彼の血肉及び体液は壮絶に美味
ただし重篤な中毒性あり
─────────
齢:270
身長:192センチ+ヒール18センチ