種族 |
星霊 |
|
性別 |
不詳 |
年齢 |
長生きではあるが数は忘れたらしい |
所属世界 |
ティブロス・セキュアル |
ソロールGP |
星霊輪廻-レムの章- |
PL名 |
いちにの |
詳細
エストと共に塔を登る星霊。
かつては八百万の神の一柱であったが、紆余曲折とあり星霊へと転生を果たす。
楽しそうな事、興味のある事には基本的に積極的であるが、自分の話となると少し消極的になる。
人間だった頃の話はあまり好きではないようだ。
基本的にエスト、ならびにレムレースの人間に忠誠を誓い、未来永劫彼らを守り続ける事をとある人物達と約束をしたそうだ。
転生前の話
とある友人の記憶を探している自称精霊を名乗っていた。
本来は実体を持たず、友人が偶然手にしたという心を象る輝石のお陰で顕現することが可能となる。
かつて何者かによって友人の大切なものを奪われ、塔へと逃げられた過去を持つ。
復讐のため、友人を誰にも侵されぬ場所に残し、塔上層部を目指す。
輝石とベールは友人に貰った大切なものであり、どちらも加護の力を持つ魔道具である。
魔なる者との相性が凄まじく悪く、正体を隠すため戦いを共にする仲間と言えど自身に無害と判断するまでは顔を見せる事は無い。
ごく一般的な近代の慣習などはからっきし。
ただし、昔から伝わる神話や民俗伝承などの古典・考古学にはとても詳しい。
あくまで輝石を媒体として顕現しているため、基本的に飲まず食わずでも死なない。
人の姿をしているのは、友人を模しているため。
ネタバレ
本来は、レムレース家の守護神であり、顕現する以前はエストを器としていた。
主に司る力は星の加護であり、エストを始めとしたレムレース家の人々の呪いの進行を抑える役割でもある。
レムレース家の呪いとは、20歳を境に身を焼尽すような苦痛に苛まれ、絶命した魂は二度と輪廻へと戻る事は無い、とも言われる。
レムは星の加護によって、彼(彼女)らの寿命を延ばし、そして死後の魂を星へと転生させている。
呪いを解く方法は未だに不明のままであり、何故呪いが存在しているのかは本人にとっても究明すべき事実である。
基本的にエストと出会うのは彼女の夢の中のみである。
レムレース家の末裔であるエストを命を賭してでも救いたいと願い、彼女を外の世界へと誘った。
あわよくば、呪いの手がかりが見つかれば、とレムは一抹の希望を託して。
「君は呪いで長生きは出来ない、二度とこの世に生を受ける事が出来ない」
などと残酷な真実を告げる事が出来なかったため、夢という曖昧な世界でしか姿を出せなかったのである。
レムレース家の呪いについてであるが、呪いの原因はレムの持つ”神としての力”である。
かつてレムは、エストの祖先にあたる人間であった。人間でありながらも、神としての力を宿す現人神だった。
しかし、その現人神という存在が、民衆のとある一派に疎まれてしまったのだ。
力を羨む嫉妬心から、レムの”神としての力”に呪いをかけられてしまう。
それが現代にまで続く、レムレース家の呪いの真相である。
レムはかつての肉体を捨て、精神体として、神に転生したのである。
レムレース家の呪いを解くためには、レムの持つ”神としての力”を消滅させる事である。
もっとも、それはレムそのものの死を意味する。
レムの死、すなわち神としての死は、人間の心の信仰を失う事である。
現在、神としてのレムを知っているのはエストとメカトレアのみであり、人間に限定すればエストのみである。
すなわち、エストの記憶からレムに関わる記憶を抹消すれば、レムは死に、呪いから解放される。
レムレース家の守護をしていた者が、呪いの原因であり、死を以て償う事しか出来ないのは何とも悲しい話である。
交流関係
***ENo.2375 オニキス
転生前に出会った不思議な少年。
お互いの素性全てを語った事はほとんどなかったが、
彼の誠実な性格に何かを感じたレムは、自身が消失してもエストを託す事が出来ると信頼を置いている。
結果的に彼の持つ魔眼の力によってエストの封印された記憶を解き放ち、
一刻も早く、彼女の持つ槍の真価を見いだした功績を持つ。
現在、彼の異変に気付いたレムは恩に報いる為に彼の助けになりたいと願っている。
***ENo.1133 暗殺
相方が使用した結晶『熊魂』が何の因果か彼に熊耳を与えてしまう。
ハラハラと見守っていたレムだが、ある日謎の装飾を貰う事により悲劇が降り懸った!
なんとレムにも熊耳が生えてしまう。
気がつけば彼は熊耳の制御をモノにしたのか、熊の面影は見える事無く。
訳が分からないレムは、彼の指導のもと熊耳の制御に勤しみ、
いつしか自身でも制御出来るよう……にというわけではなく、熊耳がポロリと落ちる。
そんな事を切欠にレムは彼に敬意を込めて”師匠”と呼ぶ。
***ENo.1119 アリス・ウェイト
偶然にも彼女と学園生活を送る内容の夢を見るも、"黒のベンザ"と呼ばれる謎のアイテムによって
悲惨な目にあった事がトラウマになり様子を見ながら交流を持つようになる。
と言っても、架空のアイテムだろうと安堵していた……ところがどっこい、
彼女とお茶会をしている間に"黒のベンザ"とおぼしき物体が投与されているではないか!
運悪く、レムは黒のベンザの副作用により、熊耳の生えた女性に変身してしまう。
しかしそれでもレムはいつもと違う身体に驚きつつもワンオンキラーに目覚めていく。
本人なりに彼女との交流は楽しいらしく、何かと彼女の悪巧み(第42回大乱戦参照)には乗り気である。
夢の延長戦か、レムは彼女の事を親しみを込めて"アリス先生"と呼ぶ。
愛称 |
エスト |
|
種族 |
人間 |
性別 |
女性 |
年齢 |
19歳 |
ソロールGP |
星霊輪廻-エストの章 |
所属世界 |
ティブロス・セキュアル |
詳細
レムと行動を共にする女性。
かつて呪いによって苦しめられたレムレース家の当主であり、現在は至って健全である。
呪いの権化によってレムに纏わる記憶を夢へと書き換えられていたところを、
オニキス(2375)とメカトレアの協力によってレムの存在を認知する。
消滅したと信じていたレムにもう一度出会うため、手がかりを探して塔をさまよう。
そして悪魔レーヴェの遭遇をきっかけに、レムとエストの意志が通じ、彼女は星霊を召喚する。
普段は至って普通の女性であり、純粋かつ割とポジティブな性格。
現在は大乱戦メンバーとの交流を深めるべく、何か話題になる切欠を探しているそうだ。
レムの転生前の話
かつて塔内をトレジャーハンターとして探索をしていた女性。
そして、幼い頃から夢の中でしか出会えなかった親友であるレムとの逢瀬を願い、塔を登っていたようだ。
お供にメカトレアを連れて行くが、メカトレアはレムが造ってくれたロボットなのでとても大切に扱っている。
しかし、旅の最中、盲目花嫁のベールと心を象る輝石を入手した際に、謎の人物によって記憶を奪われてしまう。
意識不明の重体であったが、レムによって造られた、深い深い森の僻地にて守られていた。
そして、長い眠りから覚めたが、レムに関する記憶のすべてを奪われ、多くの記憶障害を煩っている。
自身の名前しかハッキリと思い出せず、そばにいたメカトレアの名前すら忘れかけていた。
困惑していたエストに、メカトレアによって塔へと誘われる。
・・
”あなたの全てを知っている人がいる” と。
エストは自身にまつわる真実を知るため、再び塔内へと旅立つ。
ネタバレ
実際は、レムレース家の守護神であるレムを呪いから解放するために旅をしていた。
呪いを浄化する力を探すため、供物用に盲目花嫁のベールと心を象る輝石を探し求めていたようだ。
それと同時に、呪いの原因が解らないため、レムレース家のルーツを探る事も目的の1つとしていた。
かつて、エストは母親から、レムレース家に纏わる呪いの権化の存在を示唆されたことがあった。
話によると、呪いの権化は呪われた神の子孫と揶揄されていたため、レムに何らかの原因がある事を確信していた。
呪いによってレムレース家は短命であり、本来であれば20歳を境に身を焼尽すような苦痛に苛まれ、絶命するとされる。
しかし、レムの加護の力によってその寿命は30歳前後にまで伸び、最期は星に導かれるのだ。
エストももちろん例外ではなく、自身の宿命を痛感している。
レムレース家の長い歴史において、レムは敵であるかの嫌疑をかけられたが、それは歴代当主によって様々な見解が飛び交ったらしい。
たとえ敵と蔑まれようとも、レムは加護の力を絶える事無く与え続けている。
そのため、レムレース家の人々は、誰かを恨むよりかは、呪いを解く方法を探すべきだと団結し、その意志をエストにまで受け継がれている。
幼い頃から、人生を共にしてきた大切な存在であるレムを救いたいと願い、
呪いに囚われているレムを解放する事が、レムレース家の当主であるエストの宿命である。
メカトレア
「めかとれあハ、ユルきゃらヲ目指シマス! ……ろぼデスヨ?」
エストによく似た、自律思考型ロボット
ネタバレ
レムによって作られたエストを護衛する機械。
家事全般をこなす事が可能で、エストの日々の生活をサポートする。
ただし、魔力感知能力は備わっておらず、基本的に魔法に弱い。
性格は至って普通であるが、エストやそれを取り巻く人々の思考ルーチンなどを学び、成長する。
基本AIはメカトレア本体の人格ではあるが、実はその内部にメカトレア以外の人格が宿っている。
個の人格ではなく、多の人格が宿り、その数は星の数ほどのようだ。
多重の人格の正体は、かつてレムの加護を受け、天寿を全うしたレムレース家の人々である。
本来、呪いによって身を焼かれるような激痛とともに絶命し、その魂は輪廻から外されてしまう。
しかし、レムの加護によって、輪廻から外される前に星ヘとその魂を転生させる。
その星の集合体でもある人格達は、レムに恩返しをするため、体の良いメカトレアという器に宿っている。
もちろん本来の人格であるメカトレアには敬意を払い、メカトレアの情操教育を担っていたりする。
レムの行方は星という観測点から探す手法と、レムの残した魔力の痕跡を辿って探している。
???
あの人に似た、真っ黒い人
ネタバレ
所謂、レムレース家によって語り継がれている呪いの権化そのものである。
エストの記憶を奪った元凶であり、レムとの因縁を持つ。
本来は実体化することが叶わなかったのだが、塔の領域内では顕現することが可能となった。
その為、レムやエストの動向をほくそ笑みながら監視している。
その正体は、レムの持つ神力に宿る呪いである。
かつてレムの力を妬んだ人間によってかけられたものであり、
レムを始めとしたレムレース家に縛り付けられている。
人格と呼べるものはないが、基本的にレムの味方以外には非常に協力的。
エストの記憶を奪ったのは、レムを消滅させるためである。
レムをただ一人信仰し続けたエストの信仰心が無くなれば、レムを消滅させられると目論んようだ。
しかし、レムの力が弱まるだけでまだ存在しているため、計画は失敗。
ただ意味もなくエストの記憶を保持している。
そして、ただひたすら、レムが消滅するのを待ち続けている。
この塔に顕現した事を切欠にレムやエストの妨害を始める。
主にレムの精神を揺さぶる為だけに行動し、ついにはエストの呪いを強めてしまう。
そしてレムとエストの二人に真実を語り、レムを自害させるように導いた。
レムの消滅と共に役目を果たした呪いの権化は、エストに対する最後の情けとして、
"これまでの人生におけるレムという存在に纏わる記憶"を封印し、消滅する。