ヘイゼル・ブラックカラント

Eno.648

種族 流れの民(兎) ※画像は準備中
性別
年齢 19
身長 166cm
所属世界 採鉱世界ランダエーラ
PL名 メシエナンバー

まだまだ執筆途中です、休み休み書いています。
たぶん、妄想中に思考が脱線した結果増えてしまった、ゲームには関係ない情報がほとんど。

ヘイゼルについて

基本情報

流れの民と呼ばれる獣人の中の、兎の一族の少女。採鉱世界ランダエーラ出身。
流れの民たちは獣人ではあるが、他の世界の獣人とはルーツが大きく異なる。
彼らに人の血は混じらず、どちらかといえば天使を起源とする。
兎の一族は、その足を食べた者の願いを叶える能力を持ち、それが原因で死者や欠損者が絶えない。
ヘイゼルも一度人間の襲撃を受け、右足を失っている。
一族の持つ願いの力を失効させ、命の危機に怯えずに済む生活を望み、塔へ訪れる。

セレッシャルコールへは、ランダエーラからの冒険者も多数訪れている形跡があり、残る足を狙われるのではと怯えている。また、他の世界出身の者も、自分の情報が知れれば態度を変えるはずだと考えており、あまり積極的に関わりたいとは思っていないようだ。
ただし、有事の際でも自力で撃退できそうな子供に対しては、若干警戒が緩む。

天使に関しては、穏便に願いを叶えてもらいたいと考えているが、願いの成就の条件が天使の殺害であった場合でも、目的を遂行しようという覚悟は決めている。ただし、自分たちがあれほど嫌っていた「他者の力を利用した願いの成就」という目的を抱いていることには、後悔はしていないものの、自己嫌悪を覚えている。
悪魔やそれに伴う危険性に関してはあまり関心がないらしく、どうせいつ死んでもおかしくないという考え方から、仮に世界滅亡が訪れようとしても、逃走よりは塔探索を優先する様子。

愛用の武器は槍。
相手との距離が確保できると同時に、右足が痛む際には杖代わりにもできるため。
なんだかんだ今まで生き延びてこられたため、並み以上の戦闘力は一応持つ。
ただし相手に打ち勝つことではなく、相手から逃げることを第一としているため、逃走不可能な状況の戦闘には不向き。

アルター

天使の魂のうつわである肉体そのものが、塔内に限りアルターへ変質している様子。
他者の言葉の傍受のオンオフは任意に変更できるが、自分の情報が漏れていないか心配であるため、常に他人の言葉を聞こえる状態にしていることが多い。

家族構成

同時に生まれた四人兄弟の上から三番目。
上二人は兄で、下には妹がいる。

長男は幼い頃に襲撃により足を奪われ失血死しており、次男は独り立ちしたため現在の行方は知れない。
妹のミルティーユとは長らく行動を共にしていたが、彼女も両足を失い、現在は車椅子で生活している。
ミルティーユは足を失う際に暴行を受けたことがきっかけで、子供を望めない体となっており、他種族にとってのメリットが一切無くなったため、人の世界に混じって生きることを決める。
その後すぐに、セレッシャルコールの知らせを聞いたヘイゼルはミルティーユと別れるが、ミルティーユの人間の街への定住は、「能力さえなければ、自分達でも他種族と共存できる」という点で、ヘイゼルに大きな衝撃を与えた事件の一つであった。

ミルティーユに加え、母親とも行動を共にしていたが、ミルティーユが足を失った事件時に散り散りに逃げて以来、再会できないままでいるため、おそらく死亡したものと思われる。
また、甥にあたるミルティーユの息子が存在したが、彼もまた死亡している。

採鉱世界ランダエーラについて

広大な自然と豊富な資源に恵まれた世界。
ランダエーラは主に人間が使う名称で、流れの民たちは現世(うつつよ)という呼び名を用いる。
人間、流れの民、動物が存在しており、ドラゴンなどの魔法生物は生息しない。
ただし、世界移動技術は確立されている世界であるため、外部世界から持ち込まれた魔法生物はある程度存在する。
現時点では管理が行き届いているため、野生化などはしていない。
世界規模は不明であり、現在人間が判明している地域を地図化し始めている。
現在判明している範囲だけでも大国数国分の面積は誇り、それでもなお未知の領域が存在するため、かなり広大な世界であることが予想できる。
人間の居住区域が広がれば、正確な世界規模も判明するかもしれない。

世界の成り立ち

元は動物だけが存在し、他の世界とも繋がりを持たない、静かな世界であった。
はじめにランダエーラの存在に気づいたのは、他の世界の神々である。
彼らはこの世界を、罪を犯した天使たちを堕天させるための流刑地として扱い、精神体であった天使たちを畜生の肉体に縛りつけ、寿命や飢えや病の苦しみを持つ生物へと変質させた。
「動物の肉体に罪を背負った天使の魂が封じ込められたもの」が流れの民である。
流れの民という名称も、流刑に処された天使たちという意味から来ている。

その後しばらくは、動物と流れの民のみの生活が続いたが、突如としてそこに人間が加わる。
ランダエーラの人間たちは、他の世界からの渡来人である。
彼らが元いた世界は高い魔法技術を持ち、世界移動のすべを得ていた。
人間たちの目的は、長く閉ざされた世界であったランダエーラに眠る各種資源であり、多くの人間は、はじめは元世界からの出稼ぎを目的としてランダエーラを訪れた。
採鉱世界ランダエーラという名も、この頃に人間の間で使われ始めたが、後から訪れた種族である人間が名付けた世界の名前を流れの民はあまり快くは思わず、彼らは現在も現世という名を用いる。
現在は出稼ぎに来た人間たちの子孫にあたる、ランダエーラを故郷とする人間が増えているが、彼らの元来の故郷に当たる世界とは未だに強い結びつきがある。

種族ごとの力関係

現在のランダエーラで、一番力を持っているのは人間である。
彼らは高い魔法技術を持ってランダエーラを訪れたが、それが強みになると自覚しており、魔法の力やそれによる技術を流れの民たちには一切伝えなかった。
現在もそれは続いており、魔法技術を利用した機関についても、流れの民は制限を受けている。
最も有名なのが世界移動の制限であり、人間たちは自由自在に世界間を移動する事が出来るが、流れの民たちがランダエーラの外に出ることは許されていない。

流れの民の中でも、順応性が高い種族は人間と共存している者たちもいる。
人間としても、流れの民の持つ古くからの技術力や、流れの民独自の奇跡の力は有用であるため、うまく御して共存していきたいと考えている。
しかし、基本的に流れの民たちは人間をあまり快くは思っておらず、人間に対抗するという点では団結している。
ただし、他種族同士の結びつきが特別強いというわけでもなく、自分たちの種族で固まって行動し、他種族の流れの民にも不満を抱いていることが殆どである。

動物は他の世界の動物と、特別変わる点はない。
野生の動物のほか、家畜や愛玩用動物も存在する。

主な産業

自然が豊富なランダエーラであるが、特に山林に富み、その地下には豊富な資源が眠っている。
ランダエーラの主な産業として、この地下資源の採掘や他の世界への輸出、そして資源を活用した技術の開発などが挙げられる。
ランダエーラの人間たちは魔法を扱うことができるが、扱える魔法自体はシンプルな並みのものである。
彼らはどちらかといえば、魔法の力と技術力を融合させることに長ける。

流れの民にとっては、宝飾などを除き、これら地下資源は長らく無縁の存在であった。
自分たちに関りのない理由で古くからの山々を掘り起こす人間たちの産業も、流れの民が人間に反感を持つ理由のひとつとなっている。
ただし、流れの民の中でも技術革新に強い興味を持つ栗鼠の一族だけは、ランダエーラから産出される各種資源に強い興味を抱いている。

流れの民たちは昔ながらの生活を営んでいる者が殆どで、農業や狩猟で生活を営んでいる者が多い。
基本的には自らの持つ奇跡に依存しない職種の者が多いが、奇跡を仕事に活用できる場合は、それで生計を立てていることもある。奇跡を活用して生活している流れの民としては、狐の一族が有名。

宗教

流れの民たちに宗教や信仰は存在しない。
彼らの始祖である天使たちが、実際に天界で生活を送り、罪人として地上へ流された経緯を持つために、神々の存在に特別な神秘性や敬意を一切持っていないためである。
流れの民の中でも、自然への感謝として収穫祭や謝肉祭を行う地域も存在するが、それも自分たちの功績を称え、一族を鼓舞する目的の方が強い。
人間たちは、彼らの祖先が暮らしていた別世界の神を信仰する者も存在する。
教会も点在し、普及率は悪くは無いようだが、世界を超えた信仰が彼らの神に届いているのかは不明。

また、ランダエーラ固有の神が存在するのかは、今のところ確認されていない。
流れの民の始祖となった神々の住まう天界は、他世界を司る神々であり、ランダエーラの神ではない。
ランダエーラはあくまでも、彼らが管理する世界とは何の関わりも持たないゆえに流刑地へ選ばれた、断絶された世界である。

流れの民について

前述の通り、「動物の肉体に罪を背負った天使の魂が封じ込められたもの」と、その子孫である。
彼らは人とよく似た姿をしてはいるが、人の血は一適も混じっていない。
寿命は種族を問わず人間と同程度であり、他種族との交配も概ね可能である。
他世界の獣人との大きな違いは、成り立ちの他に、奇跡の行使が可能な点にある。
また、その成り立ちゆえに、種族ごとにかなり大きな性格差が存在する。

奇跡とは

奇跡とは、流れの民が行使できる特殊な能力である。
神の使いであった天使に行使が許可された能力の残骸のようなもの。
種族ごとに行使できる奇跡の種類は異なり、またそれが種族の境遇を大きく左右している。
神が意図的に使える能力を割り振ったのではなく、天使の頃は全て扱うことができた能力が、動物の肉体という制限を受けることにより、適性のある一部の能力だけが残った状態と説明する方が近い。

一見魔法にも見えるが、魔法とは異なる点が多数存在する。
魔法は本人の素養や学習による部分が大きく、同じ術でも術者により精度が変わる。
また、魔法を扱えない者でも学習により修得できる場合も存在する。
一方奇跡は、その奇跡を扱える種族であれば全員同一の効果を発揮し、また本人の素養により修得可能・不可能が別れることもない。
また、本来神や天使が持つ力であるせいか、他者の信仰や思い込みの影響を受け、効果が変質することもある。
現在の奇跡は、流れの民が初めて出現した頃と比べると、かなり劣化や変質を遂げている。
ただし、「堕ちたて」だけは無劣化の奇跡を行使することができる。

奇跡は混じりけのない魂と肉体をもって、やっと発現できている状態の儚い力である。
少しでも他種族の血が混ざれば、奇跡の行使は不可能になる。
人や流れの民、流れの民同士の混血児はもちろん、他種族から輸血を受けた流れの民も奇跡を失う。

堕ちたてとは

堕ちたてとは、他世界の天界で罪を犯し、ランダエーラへ堕天させられたばかりの流れの民を指す言葉である。
現在ランダエーラに住む流れの民の殆どは、罪人の子孫であり、罪人本人ではない。
堕ちたてが他の流れの民と違う点として、まず天使だった頃の記憶がある点が挙げられる。
多くの流れの民は、堕ちたての存在により、他世界の天界の存在や、その風景、規則を知ることができる。
また、堕ちたての持つ魂は、代々ランダエーラで生きた流れの民と違い、動物の肉体に馴染んでいない。
そのためか、天使の魂としての性質を強く持ち、通常の奇跡よりも強力な奇跡の行使が出来る。

堕ちたては全て、野生動物に天使の魂が定着させられることにより発生し、出産では発生しない。
彼らの肉体上の性別は、堕天先として指定された動物の性別に依存し、自らの性自認と異なった性別で発生することも度々発生する。
なお、元の天使の性別は男性であることが多い。

流れの民の主な種族

流れの民の種族は、罪人である天使が犯した罪の種類によって決定される。
そのため一族の思考や能力が偏りやすく、種族ごとの性格差や能力差がかなり大きい。
人間たちは多く見られる種族には名称を与えて判別しているが、流れの民たち本人は、名乗る場合や相手を指す場合に、単に動物の種族を述べるだけのことが殆ど。

オルソウルス/Orsours(熊) 罪状:暴状
男女共に大柄な熊の一族であり、170cm未満の者は稀。
罪状は暴状であり、神や上位の天使、または許可されない相手への暴行を行った場合はこの種族となる。
「最も単純な奴が犯す罪」と揶揄され、実際にあまりものを深く考えない者や、考える前に手が出るタイプの者が多い。攻撃性が高く、他種族へも支配的なほか、身内同士でも殴り合いや言い争いが日常的に発生している。
彼らが最も体格的に恵まれた動物へ堕天させられたのは、その知恵の弱さから、天界への報復を計画できる危険性が非常に低いと判断されたためで、主に他の罪人への更なる制裁を目的として、力の強い種族へと変えられた。

行使できる奇跡は「快癒」。
あらゆる傷や病を癒せる能力で、回数に制限はない。
しかし、治療には本人の治癒力を利用するため、何度もこの奇跡を利用していると寿命が縮まる危険性があるほか、遺伝的に本人では治すことのできない病、呪いや魔法による傷には効果がない。
欠損した腕や足の再生も可能であるが、まだ傷口が見えていることが必要で、既に自然に傷が塞がってしまった場合に体のパーツを再生する事は出来ない。
熊の一族は、暴れては自己再生を繰り返しながら喧嘩や暴力に明け暮れていることが多いため、他の種族よりも短命であることが多い。
稀に生まれる凶暴性の薄い者は、自らの種族を嫌って、よそで癒し手として生きることもある。

堕ちたての場合は、通常の快癒では治せない病や呪いも治療することが出来る上に、体に負担もかけない、純粋な癒しの力を奇跡として扱うことが出来る。
しかし、性格ばかりはどうしようも出来ず、結局は永遠に再生し続ける厄介者となる場合が殆ど。


レプレス/Lepres(兎) 罪状:姦淫
長い兎の耳と、しなやかな足を持つ兎の一族。
耳は単なる飾りではなく、実際に他種族よりも聴力が優れている。
罪状は姦淫で、性交渉が認められていない身分の者が性交渉を行った場合に加え、他種族と婚姻を結んだ場合はこの種族となる。婚姻による処罰の場合は、たとえ肉体関係を結んでいないとしてもこの罪が適用される。
家族間の繋がりが強い種族ではあるが、総じて貞操観念が低く、若くして出産する者や性に溺れる者も多い。
その家族間の繋がりも、昨今の迫害を原因に失われつつある。
元は自立しつつも穏やかな性格の者が多かったが、現在は境遇から殆どの者が、他種族に対し異常に疑り深い。

行使できる奇跡は「願いの成就」。
もともと一度きりしか行使できない不安定な能力で、次第に失われていくかに思われた。
しかし、数百年前に生まれた「足を手に入れれば幸運が訪れる」という風説により奇跡が変質を起こし、最終的には「足を食べれば、まれに願いが叶うこともある」という風説の通りの奇跡へと落ち着いた。
風説の流布が先か、奇跡の変質が先かは不明であるが、この頃から兎の一族は他種族から足を狙われることに怯え、逃げ惑う生活を送ることとなった。

堕ちたての場合は、自分の意思で確実に一度だけ願いを叶えることができる。
自分の願い事を叶えることも可能で、願いの内容に制限はほぼ存在しないが、元いた天界に関わることや、自らの負う罪に関する願いを叶えることはできない。
多くの堕ちたては、ランダエーラに訪れて兎の一族の置かれている境遇を知ると、自分の存在を悟られなくするために願いを使ってしまう。

スコイタミア/Scoitamia(栗鼠) 罪状:変造
特徴的な、大きな尻尾を持つ栗鼠の一族。
健康的な黄色~褐色系の肌色をしており、尻尾が見えなくても遠目から判別することができる。
罪状は変造で、神が定めた規則や完成させた物品、事象などに勝手に手を加えた者はこの種族となる。
変造後の性能の良し悪しは関係なく、例えば神がこれ以上発展させる必要がないと判断した生物に知恵や技術を与えても、この罪が適用される。
流れの民の中では最も人間社会に適応している種で、性格は無邪気で子供っぽい部分もあるが、おおむね友好的。
一見すると非のない種族のように見えるが、彼らの欠点として、技術革新や現存する技術の改良に対して否定的な考えがなく、また技術的知識に関しては、自分の考えが絶対の正義であるとする点が挙げられる。
他人の持ち物に手を加えることにも一切の罪悪感を持たないため、「栗鼠に物を貸してはいけない」というのは、もはやランダエーラでは常識である。
彼らの多くは建築、化学、工学、医療と様々な分野のスペシャリストとして活躍しているが、自分の技術を第一に考えるために協力体制をとることが難しく、殆どの者は個人で店を営む。

行使できる奇跡は「物質解析」。
これは目にした物体を構成する成分を把握することができる能力であるが、彼らはあまり活用していない。
何故なら、栗鼠の一族は自分の持つ技術力を用いて、自分の手で新しい何かを生み出すことに強い喜びを感じるために、現存する技術のコピーにはさほど興味がないためである。
未知の技術にめぐり合えた際に、多少の研究モチベーションには繋げられているようである。

堕ちたての場合は、成分だけでなく、その物質の用途や工法も知ることができる。
これは、物質に残る残留思念を読み取ることで成立しているため、例えば製作者が道具の利用目的を知らなければ用途は知れず、工法が誤っていた場合には正しい工法を知ることができない。
堕ちたても一般の栗鼠の一族と同様、既存の技術にはさほど興味がないようだが、この奇跡が存在するために、栗鼠の一族は最も人間と親しんだ流れの民でありながら、最も強い情報規制を定められている。
物質解析は一見すると使いどころの少ない能力に見えるが、元来は神々が、自分が生み出した生物が何を考え、独自にどのような技術を生み出したかを調査するために、天使に与えた能力だった。

余談であるが、栗鼠の一族は兎の一族と交流がある数少ない種族である。
栗鼠の一族は自分の手で望む技術や知識を手に入れることを至上の喜びとするために、兎の一族の持つ願いの成就には、殆ど興味を示さないためである。
兎の一族の怪我の治療や、足を失った際の義足・車椅子の製造は、主に栗鼠の一族が行っている。
ただし、兎の一族にとってまったくの無害というわけではなく、自分たちの境遇では入手不可能な資源や資料を求めて彼らの足を狙った例は少数存在する。

ルナー・ルナー/Renar Renar(狐) 罪状:虚言
誰もが目の覚めるような美男美女であるという、狐の一族。
外見は個人差が強く、耳や尻尾のある者から、見た目は人間とまったく変わらない者まで存在する。
罪状は虚言で、文字通り虚言を繰り返し、天界の情報伝達を混乱・遅延させた者はこの種族となる。
罪の種類としては比較的軽い罪ではあるが、個人としての厄介さは非常に高く、狐の一族は流れの民の種族の中では最も嫌われており、関係を持ってはならないと諫言される。
しかし彼らの持つ奇跡は非常に価値が高く、人間たちから強く求められているために、人間との関わりは強い。
それにより地位が向上し、知恵をつける者も多くなったため、嘘に説得性を持たせることが可能になり、厄介さがより高くなったという話もある。
彼らの虚言は生まれつきの癖のようなものであり、自分たちでもどこからどこまでが嘘か分からなくなっていることも多いために、意外にも詐欺師は少ない。

行使できる奇跡は「記憶の譲渡」。
これは本人の記憶している知識や映像を、他人に分け与えることができる奇跡で、回数の制限もない。
彼らの多くはこの奇跡により生計を立てており、本人が何か一分野に精通していれば、同じレベルの技術者を何人でも生み出すことができるために、人間側にも珍重されている。
与えられた記憶を保有することができる期限などは存在しないが、通常の思い出と同様であるため、保有者の努力や適性があればそのまま定着するが、保有者の知識では理解しきれない技術や、興味の起きない些細な情報などは、しばらくすると忘れ去られてしまう。

堕ちたての場合は、自分の記憶を譲渡する際、そのときに感じた感情も譲渡することができる。
この、他人の価値観をも揺るがしかねない強力な能力は、時折鼠の一族に利用される。
天界に帰る意思や、天界に復讐する意思のある狐の堕ちたては、鼠の一族と協力することにより、レジスタンス活動の仲間集めを行う役割を担う。

トーポラ/Toporat(鼠) 罪状:謀反
赤い瞳を持つ、大人であっても子供のような背丈と外見をした鼠の一族。
罪状は謀反で、方法を問わず、天界の転覆や神の失墜を企んだ者はこの種族となる。天使に与えられる罪の中では最も重い罪であり、計画を企てた時点で実行しなくてもこの罪状となる。
彼らは頭が回り、能力が高い者も多く、何よりも神に対して強い反抗心を抱いているために、天界への報復を懸念した神々によって、最も小さく力の弱い動物へ堕天させられた。
鼠の一族の者たちは非常に賢いがプライドも高く、他の種族に対しかなり排他的である。また、生存している堕ちたての数も多いために、未だに天界へ復帰して神々へ報復を行おうという意思も強く、一族全体がレジスタンスグループのような存在となっている。
現在は世界移動を行うために、人間たちが持ち込んだ魔法を研究している最中であり、流れの民の中では唯一、独力で編み出した魔法を扱うことができる。

行使できる奇跡は「寿命の延長」。
これは一度だけ行使することが可能な奇跡であり、寿命を少なくとも百年は延長する。
自分に対しての利用も可能で、これにより鼠の一族は、殆どの者が数百年を生きる長命な種族となっている。
熊の一族の快癒と異なり、あくまでも寿命を延長するだけの奇跡であるため、不治の病を抱えながら寿命を延長した者は長い時間をその病と共に生きることとなる。また、延長後は普通なら死に至る大怪我をしても生き続けてしまうために、逆に強い苦しみを受けることにも繋がる。

堕ちたての場合は、延長できる寿命の長さが大幅に伸びる。
これにより、天界の記憶や天界への反抗心を残したまま数千年を生きる鼠の堕ちたても多く、彼らの存在がまた、鼠の一族を天界への復讐を諦めないレジスタンスへと育てた部分もある。

その他の流れの民

天使に与えられた罪の種類の数だけ流れの民の種族は存在するため、上記以外の種族も少数ながら存在する。
しかし、そもそもの人数が少ないなどの理由から一族を形成するには至っていない。
同族に出会い、子を成すチャンスが非常に少ないため、彼らの多くは堕ちたてである。




\とちゅう/

『まとめたい時とかこれ便利!』


  • 最終更新:2014-12-22 01:55:02

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード