種族 |
人間(亜人) |
|
性別 |
男 |
年齢 |
14 |
所属世界 |
崩壊せし獣人界 |
出身地 |
人間の国 |
好きなもの |
ドラゴン 甘いもの |
苦手なもの |
獣人※トラウマ |
PL名 |
Ci(しい) |
概要
セリカ・オラシオン
名前:セリカ・オラシオン (旧:シエテ)
年齢:14
身長:160
体重:50
性別:男
血液型:AB
長めの頭髪に、左右で異なった色の眼を持つ少年。
左は血を映したような深紅の瞳、右は深海を映したような深い青の瞳。
髪の分け目の左右で髪色が違い、紫色の片獣耳を有する。
また、時々出し入れする金色の翼がとても印象的。
後天性の病により、獣の左耳と角、左腕は獣人のようなものになっている。
外見以外では特に支障が無いため、以前と変わらない生活を送っている。
◇性格や交流
表では少々男らしくない可愛気のある性格で、明るくその上馴れ馴れしい。
裏では真面目に物事を考える事が多く、特に生死や人の心の動きに比較的敏感である。
また、深く踏み込まれることに強い恐怖を覚えており、下手につつかれると突き放してしまう難しい所もある。
戦いに関しては好戦的な面があり、少し戦闘狂染みた姿を見せることがあるだろう。
しかし、本人はそれを好ましくないと感じているために普段は人に知られないようにしているようだ。
一人の時間を大事にするタイプで、人前に姿を現さない時がある。
アルターから飛べる居住空間でゆっくりしているだけなので心配はいらない。
◇学力やできること
奴隷の時に文字の読み書きを教わることが無かったため、それに関する学力は小学二年並み。
数学に関しては驚くほど高い学力を持ち、微分積分が出来る程度には計算が得意。
奴隷の時に手先の器用さと数学力を見込まれ、戦争の道具と武器のメンテナンスをやらされていた。
そのため、簡単な機械や武器の修理・改造ができる。
腕前は専門家というほどでは無いが、道具さえ渡せば修理くらいはしてくれるだろう。
◇職業や戦闘スタイル
現在は高い身体能力を活かし、若き舞踊家として活動中。
短刀による剣の舞が得意で、戦闘中も短刀を使った攻撃を行う。
扱える武器は短刀、双剣、薙刀、鈍器型ハープ、双銃。
敵の攻撃を素早い動きで回避・翻弄し、その隙に弱点を見抜いてそれを執拗に攻撃するのが彼の戦闘スタイル。
回避時に煽りを入れることもあるようだが、本人曰く「精神的にも圧力や挑発を入れて調子を狂わせるのは戦闘の基本の一つ」らしい。
また、刃に麻痺毒を塗り付け、相手の動きを鈍らせることも得意である。
◇特殊能力
奇病による獣化で人型⇔獣型の姿スイッチが可能。
獣に姿を変えることで、俊敏さを増すことができる。
また、その勢いを利用して強力な一撃を放つことも可能である。
しかし、その代償として獣の本能に呑みこまれて人らしさを失う瞬間がある。
特に戦闘中や極限状態になるとそれが起こりやすい。
※戦闘中に獣の狂気が加速している場合があるが仲間を襲う心配はない。
セリカ自身はこの力を恐れているため、あまり使う気にはならないようだ。
疾風鳥
名前:ベンダヴァール・ティフォン
体長:50センチ
体重:500g
種族 精霊
性別 女
年齢 0
好きなもの 果物 人間 竜巻
苦手なもの 雷
小型の鳥形生物。
素早い動きで飛び回り、風を巻き起こす『風使い』の精霊獣である。
◇詳細
普段はセリカの傍でサポーターとして動いている。
可愛いや愛おしい等…褒められると照れ隠しで飛び回って刺さってくる程恥ずかしがりやの素直じゃない子である。
人間の言葉を話せるが、未だ不慣れなためか口調が少し硬い。かなり尊大である。
の、割りには思考が斜め上だったり天然ボケかましたりと抜けてる所が多い。
趣味はハープで曲を奏でること。
仲良くなれば聞かせてくれるかもしれない。
果物が大好物で、特にサクランボとブドウが好き。
見知らぬ人でも果物を見せれば飛んでくるくらいチョロい。
◇どう生まれたか
セリカの『負の感情』の塊を浄化した後の残りカスに、セリカの潜在能力の風属性の力が加わって生まれた。
血の繋がりは無いが、魔力的な関係ではセリカはベンダヴァールの親。
◇ベンダとセリカの繋がり
セリカと感情が一部繋がっていて、セリカが怒ればベンダも怒り、セリカが笑えばベンダも笑うといった具合に感情の繋がりが目に見える。
この繋がりにはデメリットがあり、セリカから長距離離れることができない。
この繋がりを断ち切るためには1度ベンダヴァールが生物として死ぬ、後に再形成することで完全に個の生物として分離できる。
しかし、この再形成には問題点が多く、気軽に実行できない理由の一つとなっている。
◇ネタバレ
元々は、セリカの母親の魂とセリカの感情の欠片を合わせて作った
所謂『母親の記憶を持った感情生物』。
セリカの母親としての記憶を持ちながら、側で正体を明かさぬままそっと見守る母ちゃん。
既に死亡しており、とある条件を満たすと消滅、本当の意味での成仏をしてしまう。
本人は既に見送る用意ができているらしいが……。
詳細
セリカの秘密等
◇セリカの過去と、今に至る流れ
人間の世界で生まれるが、生まれてすぐに親に捨てられてしまう。
名前も与えられず、森に捨てられていたところを別の国からやって来た獣人に連れていかれる。
その獣人は、『人間と敵対する獣人の国』からやってきた者だった。
その世界では繰り返し人間と獣人の戦争が行われており、お互いの幼い子を拉致して奴隷化・殺害というのはざらにある。
働けないうちは丁寧に扱われて育てられるが、5歳の時にNo.7という番号を振られ、奴隷として売られてしまった。
その際に乱暴に扱われ死にかけたが、片目を潰されるだけで済んだようだ。
(※獣人がトラウマなのはこの為である。また、現在潰された眼は『戦火と血を映した眼』として再生している。)
虐待に不自由な生活、生き物として扱われない苦しみ。
酷い扱いを受け、耐えられなくなった彼は隙を見て脱走をした。
ただ逃げる事だけを考えた。
戦火の中、灯りの無い闇の中、生き物と鉄の焼ける臭いの中、ただただ逃げた。
気が付けば、見知らぬ場所でうつ伏せに倒れていた。
僅かな食糧をかき集め、一人でほそぼそと生きていた頃。
風前の灯となっていた彼の命。
その小さな命の灯火を護り、拾い上げた鴉人が居た。
その鴉人によって、一人でも生きていけるように育てられ、戦闘までも教えられる。
生活費稼ぎに若き舞踊家として活動をし、ある日の仕事終わりにセレッシャルコールの存在を知る。
願いが叶うという噂を聞いた彼は塔へ向かう。
願いを叶える為に、少年は今日も塔を登る。
…だが、その奴隷少年の願いが何なのかまだ誰も知らない。
◇セリカの願い
彼の願いは『自分の生まれた世界の創り直し』である。
反理想郷と言っても過言ではない故郷に対し、彼は怒りと憎しみを持ち続けている。
世界の土台まで全て破壊し、土台から創り直しをすることが目的である。
悪く見てしまえば、世界破壊を望んでいるということになる。
もしこの願いを阻止しようとする者が居るならば、相手が友であろうとも容赦なく攻撃をするだろう。
……しかし、最近はその願いに対して少しずつ彼の心は揺らぎ始めたという。
『シエテ』という名
『シエテ』とは、彼が自分で付けた名。
奴隷として売られていた頃、彼に与えられたのは番号の7のみ。
『シエテ』とは、この『7』という意味である。
現在は名前を付けてもらったため、シエテという名は捨てたようだ。
また、その捨てた名前をセリカの『負』の存在が拾い、シエテと名乗り始めたようだ。
セリカが患っている病『獣死病』
セリカは『獣死病』という不治の奇病を患っている。
ウイルス性の病気で、死病の一つ。
ゆっくりと進行するため、症状が出ないこともある。
気付かずに放置する者が多く、最悪の場合死に至る。
セリカの場合、吐血を繰り返し、会話中や戦闘中に倒れることが多かった。
症状を抑え、軽くする薬を飲むことで何とか生きていて、薬を飲んでいる間は死なずに済むらしい。
本来なら獣にしか感染しない病気で、何故人間であるセリカが感染、発症したのかは不明。
また、現在は病に対する耐性を持ったため、普通の人間と変わらない生活を送ることができている。
『獣死病』等のネタバレ
《『獣死病』の正体》
『獣死病』という病気は本当は存在しない。
『獣死病』の正体は、投与した生物のDNA配列を強制的に変化、全く違う生物へ作り替えてしまう劇毒。
また、開発途中のために実験が必要とされる物。
セリカの生きてきた世界では、人間を実験台にこの劇毒の開発を進めてきたようだ。
獣化までは順調に進むことが多いようだが、脆弱な人間の体では耐えきれず死亡してしまうことが多い。
この実験は上部が内密に行っていることで、表では『獣死病』として処理されている。
彼らの世界特有の力、『情力』
彼らの世界には『情力』と呼ばれる、この世界独自の力が存在する。
誰もが体内に持ち、かつ強力なもので、それは感情のエネルギーとも呼ばれる。
種類は『正』と『負』の二つが存在し、正は白っぽい色、負は黒っぽい色である。
工業や兵器の燃料代わりとしても使用されるこのエネルギーは、生物の持つ感情から生まれるエネルギーである。
故に、感情豊かな獣人や人間からしか抽出できず、質もその生物の持つ感情に左右されやすい。
この世界では、より多く強い情力を取り出すために、敢えて虐待や奴隷化を行って『負』を増強させてから取り出す行為が繰り返されている。
そのため、其が引き金となる精神病等が数多く発生し、人道問題にもなっている。
その中でも代表的なのが『情力漏洩型狂暴症』である。
増強されすぎた『負』の情力が溢れ、狂暴になる病気である。
主な症状としては
・全身の肌が黒ずんだ色に変色する。
・全身から黒っぽい液体(情力)を分泌し、纏った状態になる。
※情力漏洩型という名はこれが由来である。
・非常に攻撃的になる。
・瞳の色が変化する。
・他、場合によっては情力の質に合わせた精神状態になる。(恐慌、憤怒、混乱等)
この分泌された液体には他者にも多大な影響を与えるものとなっているため、注意が必要となる。
他者がもし触れる、飲み込んでしまった等体内に取り込んでしまった場合、『正』の情力を摂取することで相殺ができる。
情力漏洩型狂暴症の治療には、患者の心に寄り添える者が必要となる。
しかし情力の質に寄っては方法が変化するために、確実な治療法は存在しない。