イベントテキスト集(16F-20F)
ここは本編戦闘イベントのテキストをまとめておく場です。編集歓迎。
wiki記載順に「初回」「二回目以降」「勝利時」のメッセージを記入。
CP獲得やドロップ、リアクション部分は割愛。
16F
・呪われし勇者たち(A20)
初回
先に、禍々しいオーラを放つ者たち。
呪われし勇者
勇者のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし戦士
戦士のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし僧侶
僧侶のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし魔法使い
魔法使いのような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし勇者「・・・・・・・」
それと対峙する集団。
レムリオ
短い金髪に緑色の瞳、藍色のチロリアンハットを被った青年。
薄手のYシャツを身につけており、首から胸にかけて酷く大きな傷跡がある。
綺麗な装飾短剣を携帯している。
テアトロ
桃色の長髪に茶色の瞳の少女。
黒のスーツに白と黒のチェックのシルクハットを身につけている。
ランプロン
小柄でひょろっとしたピエロ。
ワレンス
短い金髪に青い瞳の男。
日焼け肌で逞しいボディ、象に乗っている。
ナヴァル
烏羽色の短髪に榛色の瞳の青年。前髪がやや長い。
長剣と金属鎧を身につけ、緋色に金糸の刺繍をあしらったマントを纏っている。
クロ
ボサボサの白髪に黒の瞳、カンカン帽を被った初老の男性。
すごい日焼け肌の上に、アロハシャツを着ている。
サリュ
薄紫色のボニーテールに青い瞳の初老の女性。
長銃を持ち、汚れた白い外套を身につけている。
レムリオ「・・・ようやく追いついたね。」
ワレンス「こいつらが勇者様ご一行、か。仲間らを襲いやがって・・・ッ!!」
ランプロン「・・・魔を滅ぼすと共に呪いを掛けられた勇者一行のお話。精神の死と同時に悪魔の力を持ってしまった。人を呪いの武器に変え、その武器を持つ者をさらに狂わせる。・・・まぁ、彼らも苦しんでいることでしょう。」
テアトロ「塔に登り始めたりしなければもっと簡単に済んだかもしれないのにねー。どうして登っちゃってるんだろう。」
クロ「勇者の意地かの?悪魔が地上を滅ぼすと聞けば、勇者なら赦しゃせんじゃろ。」
サリュ「勇者様だろうと障害は排除するだけだよ。・・・だろう、ナヴァル?」
ナヴァル「・・・・・あぁ。」
一斉に戦闘態勢に入る。
すると周囲から別の集団。
呪われし天使
怪しげな武具を持つ天使。
呪われし天使「コ・・・ロ・・・・・ヒ、ヒヒ・・・ッ」
囲まれてしまっている。
レムリオ「参ったねぇ・・・・・仲間の仇討ちすら邪魔されるとは。」
クロ「世の中、思うようにいかないことのほうが多いもんじゃよッ!!」
呪われし勇者「・・・・・・・」
勇者一行がこちらにゆらりと近づく・・・
ランプロン「残念ですが、そちらにお任せしますよ。」
テアトロ「呪具っぽいのは壊さないでねっ♪」
二回目以降
呪われし勇者
勇者のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし戦士
戦士のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし僧侶
僧侶のような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし魔法使い
魔法使いのような風貌。
禍々しいオーラを放っている。
呪われし勇者「・・・・・・・」
勇者一行がこちらにゆらりと近づく・・・
勝利時
ワレンス「・・・・・とりあえずこれで大丈夫か。」
勇者一行は鎖でぐるぐる巻きにされ、ぐったりしている。
呪具を取り上げられた天使たちは気を失っている。
そこに、空から天使が降りてきた・・・!!
ナヴァル「・・・・・また、か・・・!?」
レムリオ「・・・いや、あれは・・・・・」
レミエル
薄茶色の長髪に朱色の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
レミエル「なっ・・・なんですか・・・・・これ・・・・・・・・」
倒れた天使たちを見て、怯えている・・・
レムリオ「また逢えて良かった、レミエルさん。」
レミエル「あ、貴方は・・・・・まさか貴方がこれをッ!!?」
レムリオ「・・・そう、と言えばそうなんだけど。」
ワレンス「いや、彼らは呪具に操られて我々を襲った。仕方なく、だ。」
レミエル「え・・・そんな・・・ッ 天使には影響ないと・・・思っていました。この階層の有様・・・・・全部この呪具のせい、ですか・・・?」
レミエル「元はもっと綺麗な階層・・・でした・・・・・」
落胆の表情。
ナヴァル「元の姿も・・・見てみたかったですね。」
レムリオ「・・・落ち込んでいるところ済まない。レミエルさんの回収していた呪具だけど、それらは元は僕らの仲間・・・人間なんだ。今はどこに・・・?」
レミエル「えっ・・・とぉ・・・・・ ・・・???」
ランプロン「それじゃ説明不足でしょう。実はですね・・・(かくかくしかじか)」
ランプロンが事情を説明する。
レミエル「す、すごいお話ですね・・・・・驚きましたっ!!」
サリュ「・・・天使が驚くような話かねぇ。」
テアトロ「っというわけだから、呪具を返してもらえないかなっ??」
テアトロ「呪いは私が解けるからっ!」
レミエル「わかりましたっ!!回収したものは研究室に置いているので、ここで待っていてもらえますか?」
そう言って飛び去るレミエル。
レムリオ「・・・・・ふぅ、これで全員戻るといいんだけどっ」
ナヴァル「ひとまず、良かったですね。」
サリュ「・・・さて、それじゃうちらは進もうかね。」
クロ「そうじゃの!目標はまだ先じゃわいッ!!」
ワレンス「色々と助かった、お気をつけて。」
先には魔法陣が見えている。
17F
・呪われし天使たち(P16)
初回
先には、禍々しいオーラを放つ集団。
・・・それに立ち向かう者。
呪われしラグエル
金色の長髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
禍々しいオーラを放つ槍を持っている。
呪われしセリウス
少し長い青色の髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
禍々しいオーラを放つ杖を持っている。
呪われし天使
怪しげな武具を持つ天使。
レーヴェ
黒い翼を持つ凛々しいライオンの顔の悪魔。
大剣を持ち、銀色の鎧を身につけている。
呪われしラグエル「・・・コ・・・ロス・・・・・」
呪われしセリウス「コロ・・・・ス・・・・・・」
レーヴェ「くっ・・・上層に到達したと思えばこの有様か!一体どうなっているッ!!」
レーヴェ「・・・良いところに来たッ!!力を貸してくれッ!!!!」
レーヴェ「しかし、これでは・・・・・プラセルは・・・・・・・・・」
レーヴェ「・・・・・いやッ!!私は何の為にここに来たのだッ!!!!」
レーヴェ「先に何が待ち受けていようがッ!!私はッ!!!!」
二回目以降
呪われしラグエル
金色の長髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
禍々しいオーラを放つ槍を持っている。
呪われしセリウス
少し長い青色の髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
禍々しいオーラを放つ杖を持っている。
呪われし天使
怪しげな武具を持つ天使。
レーヴェ
黒い翼を持つ凛々しいライオンの顔の悪魔。
大剣を持ち、銀色の鎧を身につけている。
呪われしラグエル「・・・コ・・・ロス・・・・・」
呪われしセリウス「コロ・・・・ス・・・・・・」
レーヴェ「ウオオオォォォォォォッ!!!!!!!!」
勝利時
レーヴェ「この武器かァァッ!!!!」
天使たちの持つ呪具を払い除ける!
レーヴェ「・・・・・これで、戻るか・・・!?」
倒れた天使たちを1人ずつ拘束する。
レーヴェ「・・・少し、休もう。」
しばらくすると、
セリウス「・・・・・ぅう。」
ラグエル「・・・? ・・・ここは・・・・・?」
レーヴェ「目覚めたか。・・・・・正気で良かった。」
セリウス「貴様はッ!!・・・!!?なぜ我々を拘束しているッ!!!?」
ラグエル「・・・・・なるほど。どうやら迷惑を掛けたようだな、すまない。」
セリウス「・・・怪しいオーラの者。その武具を手にしてから・・・・・」
セリウス「・・・・・情けない。邪を払えなかったというのか、我々が。」
ラグエル「レミエル・・・・・あいつ、アレでもやはり力は確かか。」
セリウス「もともと、破邪方面に長けていますしね。」
レーヴェ「大丈夫そうだな。拘束を解こう。」
ラグエル「それで、この者が報告の・・・?」
セリウス「はい、悪魔レーヴェです。まさかこんなところまで登ってくるとは。」
ラグエル「今回の件は助かった・・・・・が、上層に何の用だ。」
レーヴェ「天使プラセルを探しているのだ。」
ラグエル「・・・・!?」
レーヴェ「天魔の境界に想いの手紙が残されていた、そして境界が解かれた。・・・・・何が起こっているッ!!」
セリウス「だからプラセルなどという天使は―――」
ラグエル「・・・・・なるほど、貴方か。プラセルの想い人は。」
レーヴェ「知っているのかッ!!?」
セリウス「ラグエル様!?そのような者は絶対に存在していない!我々はそれぞれが存在を認識しあっている。私が知らずにラグエル様が知っているなど・・・!!」
ラグエル「存在の一切を消されているのだよ、プラセルは。」
ラグエル「元境界管理役プラセル。私の親友だ・・・った。・・・レーヴェ、名前こそ知らなかったが貴方の話もよく聞いていた。」
ラグエル「プラセルが隠れて恥ずかしげに綴っていた日記を持っている。私は日記の記録を記憶している。」
レーヴェ「・・・プラセルの、存在が消されている・・・・!!!?」
ラグエル「重罪による処置だ。・・・塔から落とされ消失した天使が、おそらく。」
ラグエル「貴方への想いのあまり、プラセルは境界を解いてしまった。・・・思い切ったことはしないような性格に思えるが、そこまでの想いだったのか。日記にはそう綴られている。」
レーヴェ「き、貴様ッ!!よくもそんなでたらめな・・・」
ラグエル「事実だ、受け入れろ。我々の記憶から消え、友であった私すらも日記の記録でしかそれを振り返れない。」
レーヴェ「・・・違うッ!!そんなはずはッ!!!!」
レーヴェ「そんなッ・・・・・はず・・・ッ!!」
セリウス「・・・っ」
ラグエル「今の私の持つ感情からすれば、『貴様のせいで』しかないわけだが・・・」
ラグエル「・・・気休めにもならない礼を言おう。」
ラグエル「貴方はプラセルの生き甲斐だった、その想いは貴方にも届いているだろう。想いは悪魔に渡り護られた。」
ラグエル「・・・貴方の中で、しっかりと護り続けてやってくれ。」
ラグエル「・・・・・行くぞ、セリウス。状況確認だ。」
セリウス「・・・ッ!!は、はい・・・ッ!!」
レーヴェ「・・・・・・・ッッ」
レーヴェ「オオオオオォォォォォォ・・・・・ッ!!」
膝から崩れ落ちるレーヴェ。
慟哭が響き渡る・・・
・巨人たち(I13) ※9F-H1(巨人たち)クリア時
勝利時
目の前に、見たことある巨人たち。
ネフィリム
紅の短髪に茶色の瞳の巨人。おヒゲ。
燃え盛る大槌を持っている。
エルヨ
水色の長髪に青色の瞳の巨人。
美しいトライデントを持っている。
ネピル
紫色の天パーに金色の瞳の巨人。
禍々しい大鉈を持っている。
エルバハ
深緑色の短髪に黒色の瞳の巨人。おヒゲ。
巨大なハルバードを持っている。
ネフィリム「・・・お?そこのは、いつかの猛者ではないか。ここまで来ているとはの。」
エルヨ「それより、どうしますの?上界がこの有様、今さら私達がどうこうすることも・・・」
ネピル「俺らを閉じ込めた報復にと登ってきてみたが、こう荒れてるとなぁ。天使どもも見当たらねぇし・・・・・もう塔降りて帰んねぇ?」
エルバハ「それでも良い。再び自由を獲得する機会を報復に使うのも、な。」
ネフィリム「ならもう良かろう!ワシも怨恨などどうでもよくなってきた、これ以上は面倒じゃわ!!」
エルヨ「どうでもよくはありませんけども・・・まぁ、同意です。」
ネピルがこちらを見て、何かを思いついたような顔をしてニヤリと笑う。
ネピル「そっちのてめぇは先に行きてぇんだよなぁぁ?・・・よっしゃ!ちょっと手ぇ貸してやらぁッ!!」
エルバハ「・・・ネピル、余計なことをするな。」
ネピルの手が素早くこちらを掴みあげ、思いっきり投げ飛ばされるッ!!
ネフィリム「おおよく飛ぶのぅ!!・・・たぁぁまやぁぁ~ッ!!!!」
エルヨ「さようなら。」
18F
・異形なるもの(N12)
初回
壊れた装置や機器が散乱している、研究所のような空間。
そこに二人と三人と、異形なるものたち。
サンダルフォン
橙色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
メタトロン
赤色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
ナヴァル
烏羽色の短髪に榛色の瞳の青年。前髪がやや長い。
長剣と金属鎧を身につけ、緋色に金糸の刺繍をあしらったマントを纏っている。
クロ
ボサボサの白髪に黒の瞳、カンカン帽を被った初老の男性。
すごい日焼け肌の上に、アロハシャツを着ている。
サリュ
薄紫色のボニーテールに青い瞳の初老の女性。
長銃を持ち、汚れた白い外套を身につけている。
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
異形なる者「・・・・・・・」
異形なる翼獣「グルルルルル・・・ッ!!」
サンダルフォン「メタトロン兄さん、また人が・・・・・」
メタトロン「ちっ・・・」
クロ「なんじゃこいつらは・・・・・」
ナヴァル「封じられし世界の異形。・・・クロさんサリュさん、下がってください。」
サリュ「こんなところで下がれるもんかいッ!!」
サリュ「・・・っと言いたいところだがね、こりゃもう老人の出番じゃなさそうだよ。」
クロ「情けないが、どうやらそのようじゃのぅ・・・」
後方に下がる。
二人の天使に近づくナヴァル。
ナヴァル「・・・加勢、します。」
メタトロン「何の冗談だ。人間ごときに何が出来る。」
サンダルフォン「兄さん・・・ここは・・・・・」
メタトロン「・・・・・」
メタトロン「・・・好きにしろ。」
ナヴァル「はい、好きにします。」
メタトロン「ここは確かレミエルの研究施設だったな。この様子、急いだほうが良い。」
サンダルフォン「ミカエル様の声が止んだ。そしてこの異形のものたち・・・これはもしやラニアケアが・・・・・いやそうだとするとミカエル様は・・・ ・・・・・嫌な予感がする。」
メタトロン「今は考えても仕方のないことだ。・・・・・いくぞ。」
異形なる翼獣「グルアアアアアァァァァァッ!!!!!!」
異形なる者「・・・・・・・」
二回目以降
サンダルフォン
橙色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
メタトロン
赤色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
ナヴァル
烏羽色の短髪に榛色の瞳の青年。前髪がやや長い。
長剣と金属鎧を身につけ、緋色に金糸の刺繍をあしらったマントを纏っている。
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
異形なる翼獣「グルアアアアアァァァァァッ!!!!!!」
異形なる者「・・・・・・・」
サンダルフォン「邪魔だ。」
メタトロン「どけ。」
ナヴァル「・・・・・」
勝利時
崩れ消える異形のものたち。
後方から天使たち。
ラグエル
金色の長髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
セリウス
少し長い青色の髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
ラグエル「・・・メタトロン様、サンダルフォン様。」
ラグエル「・・・・・この状況、把握しておりますか。」
メタトロン「いま伝えるべき情報は無い。」
サンダルフォン「先を急ぐ。後に続け。」
ラグエル「了解しました。」
サンダルフォンとメタトロンが飛び去る。
ラグエル「・・・・・まったく。」
セリウスが床にある毟り取られたような沢山の羽根を見つける。
セリウス「これは・・・・・ ・・・レミエルのものです。」
ラグエル「何故分かる。」
セリウス「・・・私が探知能力に特化していることをお忘れ―――」
ラグエル「・・・・・」
セリウス「―――ですね。」
ラグエル「・・・・・面倒なことになっていそうだな。」
続いて飛び去る天使たち。
ナヴァル「クロさん、サリュさん・・・・・ この先はもう・・・その・・・・・」
クロ「・・・おう!任せたナヴァ坊ッ!!」
サリュ「長生きは危険な匂いに敏感なんだ。力になれないのは悔しいが、頼んだよ。」
ナヴァル「はい。皆さんのおかげで力を温存してここまで行き着くことができました、ありがとうございます。」
ナヴァル「ここからは、その恩返しを。・・・・・必ずラニアケアに。皆さんが失った方々に逢えるよう。」
クロ「期待してるじぇッ!!」
ナヴァル「・・・・・ファナ。」
ファナ
紫の短髪に赤い瞳の少女。
黒いフリルドレスを身に着けている。
すぅっと、小さな少女が現れる。
ファナ「・・・・・」
ナヴァル「この先の状況は掴めたか。」
ファナ「・・・・・」
音を発さぬ口が伝える。
ナヴァル「・・・・・・・わかった。」
ナヴァル「・・・ようやく、このときが来た。」
ナヴァル「・・・・・復讐の、ときだ。」
19F
・四大天使(E11)
初回
目の前に立ちはだかる天使たち、と・・・異形のものたち。
ミカエル
山吹色の髪に漆黒の瞳の天使。光の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ウリエル
緋色の髪に漆黒の瞳の天使。炎の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ラファエル
淡黄色の髪に漆黒の瞳の天使。光の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ガブリエル
茜色の髪に漆黒の瞳の天使。水の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
異形なる者「・・・・・・・・」
異形なる翼獣「グルルルルル・・・ッ」
レミエル
薄茶色の長髪に朱色の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
そのすぐ近くで傷つき横たわるレミエル。
周囲には多くの武具が転がっている。
サンダルフォン
橙色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
メタトロン
赤色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
ラグエル
金色の長髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
セリウス
少し長い青色の髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
こちら側にも、傷ついた天使たち。
サンダルフォン「ミカエル様ほどのかたが、何故・・・ッ!!」
メタトロン「くそッ・・・・・気づけぬほど早く、脆く、だと・・・!!?」
ラグエル「・・・・・ここまでくると逆に笑えるな、セリウス。」
セリウス「・・・同意しかねます。」
ミカエル「ミカエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ウリエル「ウリエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ラファエル「ラファエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ガブリエル「ガブリエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
黒い瞳が徐々に虚ろになり、こちらを捉える・・・
二回目以降
ミカエル
山吹色の髪に漆黒の瞳の天使。光の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ウリエル
緋色の髪に漆黒の瞳の天使。炎の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ラファエル
淡黄色の髪に漆黒の瞳の天使。光の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ガブリエル
茜色の髪に漆黒の瞳の天使。水の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
ミカエル「ミカエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ウリエル「ウリエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ラファエル「ラファエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
ガブリエル「ガブリエルの名において命ずる―――我が力を閉ざせ。我らは再び蘇る。」
勝利時
ナヴァル「・・・ッ!!」
ナヴァル
烏羽色の短髪に榛色の瞳の青年。前髪がやや長い。
長剣と金属鎧を身につけ、緋色に金糸の刺繍をあしらったマントを纏っている。
ファナ
紫の短髪に赤い瞳の少女。
黒いフリルドレスを身に着けている。
ナヴァルたちが遅れて到着する。
ナヴァル「これは・・・四大天使、たち・・・!!?・・・ラニアケアは無事なのか!?」
ファナ「・・・・・」
ファナが両手を重ねると、その間から小瓶が現れる。
ナヴァル「・・・ありがとう。」
ナヴァル「鎮痛程度ですが・・・・・無いよりはマシかと。」
倒れた天使たちに駆け寄り、手当する。
ナヴァル「私だけでも、先に来ていれば・・・・・いや・・・・・」
震えながら起き上がるレミエル。
ナヴァル「だ、大丈夫ですか・・・ッ」
レミエル「・・・・・うぅ。えぇと・・・ ・・・・・ ・・・ッ!!」
周囲の状況を確認し、焦りの表情。
レミエル「ラ、ラニアケア・・・!!危険です!ラニアケアに巨大な穴が・・・悪魔の封印が解かれていますッ!!早く・・・ラニアケアの力の流出を止めないと、みな力に毒されて・・・悪魔も強大な力を・・・ッ!!!」
ナヴァル「落ち着いて・・・・・無理をしては駄目です。」
レミエル「今少しでも動ける私が無理をしないと!ダメなんです・・・ッ!!」
レミエル「・・・手当、ありがとうございましたっ!!」
レミエル「・・・・・動け、ますッ」
翼を広げ、先の魔法陣へと向かう!
ナヴァル「・・・・・」
ファナ「・・・・・」
ナヴァル「・・・そうだね。・・・・・そうする、べきだ。」
ナヴァルたちもレミエルに続く。
20F
・ラニアケアの風(L11)
初回
強風が吹き荒れ、天からは強い光が差している。
ナヴァル
烏羽色の短髪に榛色の瞳の青年。前髪がやや長い。
長剣と金属鎧を身につけ、緋色に金糸の刺繍をあしらったマントを纏っている。
ファナ
紫の短髪に赤い瞳の少女。
黒いフリルドレスを身に着けている。
ナヴァル「・・・・・来てしまいましたか。」
ファナ「・・・・・・・」
何か、身体中の力が押し出されるような感じがする・・・
ナヴァル「この先は風穴の空いたラニアケアに通じています。死者が行き着く楽園、または天国という形で伝え利用しましたが・・・」
ナヴァル「・・・全ての生の源を作り出している領域。死者が戻り転生を待つ地。強大なエネルギーの固まり。ただただ力を作り出しそれを増幅する。そこに生命は、天使・悪魔すら存在できない。」
ナヴァル「その漏出と境界の消失で、外界の者にここまでの力が与えられることは意外だった。潜在する力なのか・・・何なのか。」
隣にいるファナに視線を移す。
ナヴァル「これだけ力に溢れた空間なら上界でも元の姿を取れるな・・・」
ナヴァル「・・・ライラ。」
別の名を呼ぶ。
ファナ「・・・・・・・」
こくりと頷くと、その姿が変化し・・・・・
ライラ
紫の長髪に赤い瞳の女性。
黒いフリルドレスを身に着けている。
ライラ「・・・大丈夫、ルキフェル。」
ライラ「大丈夫どころか、何かしらこの・・・・・溢れる感じ。」
ナヴァル「私も、戻ろう。」
ナヴァルも姿を変え・・・・・
ルキフェル
烏羽色の長髪に榛色の瞳、12枚の黒い翼を持つ。
黒い剣と鎧を身につけている。
ルキフェル「・・・まだ慣れんな、この黒い翼には。」
ライラ「・・・・・お似合いよ。純粋な貴方の心そのもの。」
ルキフェル「さて、天使らは問題ないのだな?」
ライラ「えぇ。香りを嗅ぐだけでも強いお薬をしっかり飲んじゃったら・・・しばらくは良い夢を見ているわね。目覚めるのはきっと世界が変わる頃・・・・・」
ルキフェル「では残る邪魔者は・・・・・まさかの外界の者たちとはな。」
こちらを向く。
ルキフェル「丁度良い。どれだけの力を出せるか・・・・・試させてもらおうか。」
二回目以降
ルキフェル
烏羽色の長髪に榛色の瞳、12枚の黒い翼を持つ。
黒い剣と鎧を身につけている。
ライラ
紫の長髪に赤い瞳の女性。
黒いフリルドレスを身に着けている。
ライラ「あら・・・」
ルキフェル「追ってくるか、それも良い。」
勝利時
ルキフェル「まだ、力が身体に馴染まんな・・・」
不満げに手足を動かす。
ルキフェル「しかしここまでの力を身につけるとは・・・見事。こればかりは本当に、意外としか言えん。」
ルキフェル「・・・ライラ、転移はもう使えそうか?」
ライラ「えぇ、問題無さそう。」
ルキフェルに寄り添うライラ。
ルキフェル「では先へと向かおう。」
ルキフェル「・・・我々を否定したこの世界を終わらせ新たに築くのだ、世界を。」
ライラ「ふふ・・・おもしろい・・・・・」
一瞬にして二人の姿が消える。
風はますます強くなり、天光も輝きを増してゆく・・・・・
・天に空く穴の下で(S11)
初回
レミエル「あわわわわわわわわわ・・・っ!!」
レミエル
薄茶色の長髪に朱色の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
天に大きな穴が空いている。
その奥は光の固まりが無数に飛び交っているように見える。
レミエル「こんなに広がっちゃうなんて・・・ど、どどどうすればッ!!!?」
慌てふためきながらも先へと進むレミエル。
すると、目の前に突然現れるふたり。
レミエル「・・・ふぇッ!?」
ルキフェル
烏羽色の長髪に榛色の瞳、12枚の黒い翼を持つ。
黒い剣と鎧を身につけている。
ライラ
紫の長髪に赤い瞳の女性。
黒いフリルドレスを身に着けている。
ルキフェル「・・・・・ん。」
ライラ「・・・あ、いたいた。」
ルキフェル「まだこんなところに居たとはな。」
レミエルとこちらを軽く睨む。
レミエル「ど、どちら様・・・ですか・・・??」
ルキフェル「・・・・・・・」
さらに睨む。
レミエル「・・・???」
ルキフェル「・・・・・まぁいい。」
ルキフェル「さて・・・・・我々は、これからこの世界の再構築を始める。」
ルキフェル「ラニアケアの力を利用しての大仕事だ。この世界どころか外界までも巻き込むことになるだろう。」
ルキフェル「邪魔はされたくないのでな。力あるものにはここで退散してもらおう。」
黒い剣を抜く。
レミエル「さ、再構築・・・ッ!!?」
レミエル「どうして、そんなこと・・・っ」
ライラ「・・・ん、そういえば言ってなかったわよね?」
ルキフェル「わざわざ理由など、言う必要が無いだろう。」
ライラ「言いにくいなら私が言うけど。」
ルキフェル「・・・・・」
レミエル「・・・?」
ライラがぺらぺらと喋り出す。
ライラ「このコねぇ、天使のくせに悪魔の私に恋しちゃって、追放されちゃったのよ。」
ライラ「上位の天使と悪魔との境界を消すようお願いしたみたいなんだけど、ほら・・・上の方々はお堅そうじゃない?まぁ上にも理由はあるみたいで。」
ライラ「ずーっと前に天魔の力を併せ持った強大な存在ができてしまって危険だったとかで、禁止なんだっていうけど・・・」
ライラ「・・・ま、そんなこんなでプラセルってコと同じように追放。」
レミエル「・・・・・??」
レミエル「追放されたって・・・・・ここにいるじゃないですか。」
ルキフェル「・・・・・」
再びレミエルを睨みつけるルキフェル。
ルキフェル「・・・いい加減にしろ。」
レミエル「・・・・・はーい。」
レミエルがこちらを向く。
レミエル「追放され落ちるルキフェルさんを途中でナイスキャッチしたのが私です!」
レミエル「追放も絶対的なものかと思えばただの強い魔力。魔力の仕組みが解れば何てことはない、・・・少し難しいだけのパズルでした。」
レミエル「復讐をーって言うから悪魔に変えて落としてあげましたし、色々細工したりして遊べて楽しかったですけど。」
レミエル「よくよく聞いてみれば、それってつまり目的は・・・・・」
ジロッとルキフェルを睨み返す。
ルキフェル「・・・・・」
ライラ「そう!まずは世界への復讐を果たしてッ!!」
ライラ「私は!この世界をッ!!天使と悪魔が堂々と仲良くいちゃいちゃできる世界にするのだぁぁッ!!!!」
ライラ「・・・よね?」
ルキフェル「・・・・・・・」
レミエル「・・・・・」
レミエル「・・・いい青春してますね。」
レミエル「でも大丈夫です、私は引き続きお手伝いしてあげますよ?」
レミエル「そもそも世界を壊すことには興味ありましたし上位の天魔を混ぜ合わせて強大な力を生むってすごく興味ありますしその材料って私自身も使えますし今まで出来なかった新しい可能性にも手を出せますし上位天使すら恐れるその力とやらを存分に利用してたくさん楽しいことして遊べますしこんなにラニアケアの力を味わえたのもこの混乱あってのことですし今後もラニアケアの力を調べて調べて調べ尽くしたいですしついでに青春のフィールドも広がりますから愛の溢れるすっごく愉しい世界になると思うんです。」
ルキフェル「・・・それは良かった。」
こちらに再び剣を向ける。
ライラ「ほら、事前に言っておいて良かったわよきっと!」
レミエル「ということですのでっ」
レミエル「・・・・・お手柔らかに、お願いしますね。」
胸元から小瓶を出し地面に叩きつけると、
そこから異形なるものたちが現れた!
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
異形なる者「・・・・・・・」
異形なる翼獣「グルアアアアアァァァァァッ!!!!!!」
二回目以降
レミエル
薄茶色の長髪に朱色の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
ルキフェル
烏羽色の長髪に榛色の瞳、12枚の黒い翼を持つ。
黒い剣と鎧を身につけている。
ライラ
紫の長髪に赤い瞳の女性。
黒いフリルドレスを身に着けている。
異形なる者
クストス・・・と似て非なるもの。
異形なる翼獣
様々な姿をとる大きな影。
レミエル「わわっ!まだ居たんですね、逃げたのかと思ってましたっ!!」
ルキフェル「しぶといものだな。」
ライラ「ラニアケアのちから・・・・・いい・・・いいわ・・・・・・・」
勝利時
ルキフェル「あアぁ・・・・・ァァ・・・・・・・・」
ルキフェル「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァアアアァァァァァァッ!!!!」
倒れたルキフェルの身体が砕け、灰になってゆく・・・
ライラ「ぇ・・・?・・・ルキ、フェル・・・・・??」
必死に近くに寄ろうとするライラ。
ルキフェルの腕を掴もうとする。
・・・が、その手が砕け、崩れる。
ライラ「ルキ・・・フェ・・・・・ル・・・・・・・」
同じく、灰と化すライラ。
レミエル「あらら・・・ラニアケアの力を不用意に受け入れすぎたみたいですね。」
レミエル「・・・・・良い夢を。」
レミエル「・・・さっ!それじゃその愉しげな遺志は私が継ぎましょう!!」
レミエル「そう。ラニアケアの力を、もっと近くで・・・・・」
天に空く大きな穴へと飛び去っていった!
・巨大なもの(O9)
初回
すぐ上に、ラニアケアへと通じる大穴。
レミエル「追ってきたんですか。もう大した目的も無いでしょうに、物好きですね。」
レミエル
薄茶色の長髪に朱色の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
レミエル「ラニアケア・・・・・とても素晴らしいです。このちょっとした穴から溢れ出すエネルギーだけでも、・・・この子が動いてくれそうなんです。」
レミエルの背後にそびえ立つ・・・・・
レミエル「その名も・・・・・」
レミエル「天・空・機・神☆ラニアケア―――ンッッ!!!!」
天空機神☆ラニアケアン
神々しい天使を模した巨大兵器。
主要武装として天空巨剣エクスカリバーを装備。
背には大きな翼がありその周囲には沢山の重火器が浮遊する。
天空機神☆ラニアケアン「・・・・・・・」
レミエル「天空機神ラニアケアン。戦天使の身体から制御コアを生成、戦況を自己判断し設定された破壊対象を攻撃します。表面装甲は強固なミスリル鉱を主素材としてコアやエネルギー伝達路の周辺には魔力との相性の良いアダマンタインを採用しています。各重火器にも簡単なコアを搭載しているので単体でも動作する安心設計です。強い生体コアなので生命体としての面が強くなってしまうのが欠点ですけど。あといざという時に避難できるようにラニアケアン内に私の部屋も作ってあるんです。可愛いベッドやキッチンもあるので快適に過ごせます。それとこれは本当に幸運だったんですけど呪われた武具が偶然にもラニアケアの力との親和性が高かったのでそれを組み込むことで力の許容限界を増大させることができました。この武具は元は外界の生き物だったみたいなんですけどそれが関係してるんでしょうかっ!・・・というわけで、」
レミエル「これならこの世界くらいはどうにか出来ると思うんです。」
レミエル「でも・・・・・ちょっと不安です・・・」
レミエル「なので試してみたいんですけど、・・・お願いできますか?」
天空機神☆ラニアケアン「―破壊対象認識―」
二回目以降
勝利時
天空機神☆ラニアケアン「―――・・・・・」
ドオォォォォォォン・・・ッ
轟音とともに爆散する。
レミエル「・・・あーあ。壊しちゃいましたか。」
レミエル「外界も巻き込んで下界も上界も混乱させちゃおうって、刷り込みついでにかっこいい遺言まで植え付けたのに・・・逆にこんなことになるなんて思いませんでした。ラニアケアはまだ謎ばかりですね・・・」
レミエル「天使風の生物とか守護者風の生物とか天声とか、たくさん実験できてそこそこ楽しかったですけど。」
レミエル「・・・幕引きはつまんないですね。」
深く溜息をつく。
ラファエル「満足しましたか。」
不意に後方から声。
ミカエル
山吹色の髪に漆黒の瞳の天使。光の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ウリエル
緋色の髪に漆黒の瞳の天使。炎の剣を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ラファエル
淡黄色の髪に漆黒の瞳の天使。光の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
ガブリエル
茜色の髪に漆黒の瞳の天使。水の杖を持つ。
美しく輝くローブを身につけている。
レミエル「あらら・・・偉い天使様たち。私なんかの悪戯に引っ掛かるし大した力もないのに、蘇りはそんなに早いんですね。」
レミエル「・・・考えてみれば、神様も世界に与える影響は小さくて、存在は永遠みたいなものですもんね。」
レミエル「・・・?・・・どうして外界のひとみたいなこと言ってるのかなぁ。」
ウリエル「・・・ラニアケアの穴を塞ぐ。」
ガブリエル「退きなさい。」
微笑を浮かべるレミエル。
レミエル「・・・あ、まだ面白いもの・・・・・そういえば、残ってる・・・・・」
ラニアケアに空いた穴を見る。
レミエル「この中って、どうなってるのか知ってるんですか?偉い偉い天使様。」
ラファエル「離れなさい。」
レミエル「神のみぞ知るってこと、ですか・・・?」
レミエル「生命が存在できない領域。死者が転生を待つ、なんて・・・ロマンチックなこと言ってるだけなんですね。貴方がた程すら検証も何も出来ていない未知。」
レミエル「・・・そんな面白いものって、なかなか無いと思いませんか??」
翼を広げ、ラニアケアの穴へと飛んでゆく!
ガブリエル「なっ・・・!!」
レミエル「この先には、そう・・・」
レミエル「きっと、楽しい未来が待っ・・・・・」
光の渦に呑み込まれ、ラニアケアの中へと消えるレミエル。
ウリエル「・・・・・」
ミカエル「・・・穴を閉じ、境界の復元を開始しなさい。」
ラファエル「・・・・・分かった。」
ガブリエル「了解。」
ラファエル、ガブリエルがその場から飛び去る。
ミカエル「・・・・・認識は残ったまま。しかし存在は感じられない。」
ミカエル「過去のもの・・・・・全ての過去が眠る地、発光体―――」
ミカエル「―――いや、今は考えるべきではない。」
ミカエル「・・・ウリエル、外界の者は任せる。私は世界全体を正常化する。」
そう言ってミカエルは瞬時に消える。
ウリエル「・・・・・了解した。」
ウリエル「この先に外界へ帰還する道を作る。境界が復元するまでに去りなさい。復元すればここは再び天と魔にのみ適応する世界となる。」
ウリエル「今ある力も境界消失とラニアケアによるもの。いずれ身を蝕むであろうその過剰なエネルギーは次第に失われる。」
こちらをじっと見る。
ウリエル「・・・願い、か。」
ウリエル「概ね把握しているとは思うが、理不尽であったことは否めない。」
ウリエルが手をかざすと、周囲が光で包まれ・・・すぐ消える。
ウリエル「・・・『少しの幸運』を与える。いつかの強い意思に僅かに働くだろう。」
ウリエル「大きく干渉はできないが、せめてもの償いだ。感謝する。」
ウリエル「さて、道か・・・・・遠回りだが、影響の薄い地点を繋いでおく。」
ウリエルも飛び去っていく。
少しずつ少しずつ縮小されていく、ラニアケアの穴。
その中は変わらず 強い光が渦巻いている・・・・・
・見つめるもの(Q2)
勝利時
先に見えるのは・・・
シャムシエル
象牙色の短髪に紫の瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
シャムシエル「・・・ご無事そうでなにより。」
シャムシエル「ですが、もうじきここは天使以外にとって生存しにくい場所となるでしょう。速やかに外界へ。」
シャムシエルの後ろには疲弊した天使たち。
サンダルフォン
橙色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
メタトロン
赤色の長髪に赤い瞳の天使。
仄かに輝くローブを身につけている。
ラグエル
金色の長髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
セリウス
少し長い青色の髪に紫の瞳の天使。
白いローブを身につけている。
シャムシエル「中を覗いたことのない者は、この機会に一度見ておいたほうが良いと思いましてね。私はかつてレミエルと覗けたことがありましたが。」
徐々に塞がるラニアケアの穴を指差す。
ラグエル「・・・・・ッ」
セリウス「凄まじい力の集合体・・・ですね・・・・・」
サンダルフォン「ラニアケアにはもともと極小の穴が空いているのだが、ここまで広がるのは珍しい。」
メタトロン「その小さな穴から溢れるエネルギーだけで、この天と魔の世界が維持されている。」
シャムシエル「しかしながらその詳細は不明。・・・触れることさえ許されぬ領域なのですから、当たり前ですが。」
シャムシエル「とはいえ、見ておくことも必要でしょう。どんなものがこの世界の頂上にあるのか。この世界も今回のことで少し、方針が変わることもあるでしょう。ラニアケアの扱いもまた。」
シャムシエル「私を刺した昏睡の剣の持ち主もどうやら世界を変えようとしたようですし、滅ぼすことをせずその世界で生かそうともしていたようです。私がこの場で話せているように。」
シャムシエル「彼なりの正義、ですかね。・・・そのような者を受け入れるにも弾くにも、ひとまず何らかの変革はありそうです。」
軽く溜息をつく。
セリウス「レミエルは・・・・・あの中に・・・?」
シャムシエル「えぇ、一部始終を見ていました。その中で消滅したわけでもないことは、貴方がレミエルという言葉を発している時点で明らかです。ですが存在も一切感じない。どこへ行ってしまったのでしょうね。」
サンダルフォン「レミエルはラニアケアに強い興味を抱いていた。終わりとしては本望だろう。」
メタトロン「しかしわずかとはいえラニアケアの力を利用するとは・・・」
シャムシエル「ラニアケアから溢れる力により、特異な能力や知識を得ることがあります。とても些細なものが殆どのなか、レミエルには特別な能力・・・いやおそらく知識が生まれた。どこの、何の知識なのか。結局は何も分かりませんけどね。」
シャムシエル「さて、それでは復旧のお手伝いに向かいますか。」
ラグエル「・・・お前はどうしてそんなことを知っている?」
シャムシエル「レミエルさんと・・・おともだち、でしたから。」
飛び去る天使たち。
- 最終更新:2016-04-18 10:05:33